こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

政策予算の配分が大型開発に偏りすぎ、福祉や子育て支援に配分すればもっと住みよい街になる

2017年04月16日 | 日々のつぶやき
私の育った宮崎では、桜は身近な木ではなく、花見は公園や山にいかなければできなくてお花見をした覚えがほとんどないのです。

東京に来てびっくりしたのは、街路樹に桜があって、ちょっと歩けば春は桜を楽しめること。

こちらにきて、初めて花見を経験しましたうちから歩いて3分くらいの大学通りで年金者組合の花見に同席させていただきました。お花の下で飲食できるって、なんて幸せなことだろうと…桜は散った花びらも可憐で美しい。
さて、2017年度の予算について、私達日本共産党は、反対しました。

主な理由は、以下のとおりです。

昨年末、当選した永見市長は、施政方針で「人間をたいせつにするまち」を基本理念に据えて基本構想に関する施策を推進すると述べました。
 しかし、4園ある公立保育園の民営化や家庭ごみの有料化など、市民負担をおしつけています。
今回の有料化で、20ℓ袋1枚(原価9円)を40円、40ℓ袋1枚(原価14円)を80円で販売し、有料化に係る事業費約2億円に対して、手数料収入(ごみ袋売上)が、その2倍の約4億2千万円にもなります。
また、160人を超える待機者がいるのに、特別養護老人ホームの建設計画は持たず、国立駅周辺まちづくりでも土地の買収や建物などで、35億円もかかる南口公共施設の建設、都市計画道路3・4・10号線の延伸など開発優先の市政をすすめ、そのための市債を18億円も増やします。

 2017年度の国立市の予算は約300億円で、そのうち市が独自に行う重点施策のうち、国立駅周辺のまちづくりに51%に対して、次世代育成に22%安心・安全の確保は2%です。市の資料(平成29年度重点施策予算)をもとに、グラフを作成しました。こうやってみると、どこにお金を重点的にかけているのかよくわかります。

今年の保育園の待機児童問題は昨年より深刻で、両親フルタイム勤務でも約50人が認可保育園に落ちる事態で、120人以上の人が第1次で落ちています。在園児や保護者に負担をかける民営化に力を注ぐより、認可保育園の増設に力を注ぐべきです。武蔵野市は、約8億円の予算で、来年度から400人分の保育園5園を増設すると新聞記事でありました。
国立市では、特に緊急性を要する保育園待機児対策には3700万円だけです。
 
今回の予算で、私達も要望していた木造耐震工事の助成額を50万円から80万円に引き上げたり、特定健診に大腸がん検診をセット追加したり、コミュニティソーシャルワーカーを増員したり、幼稚園入園補助増額や介護職員初任者研修支援などが入ったことは、評価しますが、まだまだ福祉や教育費の配分は少ないです。

駅前にホールを作るくらいなら、保育園の誘致こそ緊急に行うべきで、そのためにも、国立駅周辺の開発にばかり大きな税金を投入するやり方は見直して、税金配分を子育て支援、若者支援、福祉などにもっと優先的に配分すべきという視点で反対しました。


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今日から一念発起!ブログ再開

2017年04月15日 | 日々のつぶやき
国立市の大学通りの桜は今年も淡く美しい姿を見せてくれました

今朝は、桜吹雪を楽しみながら、日刊紙と日曜版の配達。苦手な早起きも、桜の季節は、心が弾みます。

今年になってブログ更新ができずにいました…一度書かなくなると開くのがおっくうになって、書きたいことが貯まるほどに、遠のいていましたが、
これではいけないと、一念発起しました!

これから、暫くの間は、議会報告を少しづつでも載せていきます。

夕べは、生活相談などでお世話になっている三多摩法律事務所の設立50周年記念レセプションに参加するため、立川のパレスホテルへ。

500人以上の人で会場はいっぱい。カメラを忘れたので写真を撮れなかったけど、国会議員の小池晃氏や山添拓氏も来賓のあいさつをされました。

そのあと、小池さんが私のいる後の方にいらして「朝日新聞に載っていたね!共謀罪の意見書頑張ったね」と声をかけてくれ、熱く握手!

カメラを忘れて残念。

記事をみて覚えてくれていたのが、とっても嬉しかったです。

3月議会の最終本会議に私は「国民の基本的人権を脅かす『共謀罪』の創設を行わないことを求める意見書」提案し、自民・公明以外の賛成多数で可決しました。


この意見書の内容をみて、朝日新聞の記者から取材を受けて、4月7日の朝日新聞の朝刊の社会面に私の名前が出てたので、覚えてくれてたんだ、すごい記憶力!とびっくりです。

これが、その記事です。

政府はオリンピック開催に向け、TOC条約締結のため共謀罪が必要と言いますが、TOC条約はそもそもテロ対策ではないことが国会審議でも明らです。
日弁連もテロ防止は既成の法律で充分との見解です。
実際に法案を読むと組織的犯罪集団の定義が具体的でなく、目的が一変すれば捜査の対象となり、市民的団体にも及ぶ可能性が否めません。
密告で減刑されるとの条文もあり監視・密告社会を招きます。

私は、最終本会議で、これらを説明し、話し合いや計画段階で罰する共謀罪の目的は、内心を取り締まり、基本的人権を脅かすと説明しました。

提案に当たり、議決に迷っている「新しい議会」にも法案全文などの資料を示し、自民・公明以外の賛成多数で可決し、国会へ送りました。

朝日新聞の記者に、この意見書を出すにあたっての思いをいろりろと聞かれました。

まず、なぜ、この意見書を出そうと思ったのか、ときかれました。私の話を聞いて、次のように記事にしてあります。

東京都国立市議会の意見書は法案を「犯罪に関係ない国民の事件が侵される」「モノ言えぬ監視・密告社会をつくる」と非難する

共謀罪創設について、どんなこを連想するかということも記者に聞かれて、一番先に頭に浮かんだのが、戦争法の強行採決以来、毎週土曜日の夜に駅頭宣伝を欠かさず行っている市民団体である「土曜夜会」の活動について話をしました。この点については、記事には、このようにまとめてあります。

原案を作った尾張美也子議員(共産)の頭をよぎったのが、毎週土曜日に市民が集まり、安全保障体制に反対するビラなどを配ったり、講演会を開いたりする「土曜夜会」の活動だ。共謀罪の適用について、政府は一般市民は対象外とする一方、「性質が組織的犯罪集団に一変すれば対象になり得る」と説明。市民運動への監視が強まる恐れも指摘される。

そして、最後に、私の話を、こうまとめてあります。

尾張氏は言う。「共謀罪ができたら、自由に発言したり、表現したりできる空気が失われる。今を生きる一人ひとりの問題だ」


取材されて、私の言ったことが記者さんに通じたと思い、記事を読んで嬉しかったです。

小さな記事でしたが、小池さんが覚えていてくれ、話しかけてくれたのが感激でした。

小池さんとの出会いは、7年前、私が初めて候補者になって生れて初めての演説が、2010年4月11日の桜の中で、小池さんの前座でした。ドキドキしながら演説したのを今でもよく覚えています。

演説のあと、よかったよと励ましてくれた小池さんと握手7年前の写真です。なんか、自分が一番老けた気がする…

あの時は候補者だったお二人とも国会議員で、小池晃さんは書記局長、田村智子さんは副委員長。すごいですよね!

私もあの時は、何もわからない候補者でした…市議は、何と言っても市民に一番近い議員だから、お困りごとの相談にもり、必要があれば市役所や弁護士さんと繋いでいきます。

いろいろな相談を受ける中で、見えてくるものがあり、それを一般質問で取り上げたり、自分で調査したりして、少しでも社会に還元できればと思っています。

月に一度は、3人の議員で持ち回りで、三多摩法律事務所の弁護士さんを迎えて無料の相談会を行っています。

これまで、給料未払いや生活困窮、離婚問題、相続問題、お隣とのトラブルなどいろいろな相談を受けてきました。

地域に根差して、人権、平和や民主主義を守る活動を続けている三多摩法律事務所は、50年前に4人の弁護士さんで始め、今では弁護士23名、事務局13名の多摩地域最大の弁護士事務所。
これまで、人権や平和、民主主義を守るために様々な事件にとりくんできた記念誌「風よさわやかに」を読みました。

国立市の景観訴訟や沖田さんの痴漢冤罪事件、横田基地問題、二小問題などなど…

そういえば、私がちょうど国立に移り住んだ頃、国立駅前で、川田さんの過労死問題や沖田さんの冤罪事件を駅頭で地域の方が配ったビラを受け取ったことを思いだしました。

この記念誌を読んで、深く市民の生活や人権を守るためにがんばってきた三多摩法律事務所の歴史がよくよくわかりました。

明日は、2017年度の国立市の予算についてかきます!




コメント (1)
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