雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

絵に描き劣りするもの

2014-10-28 11:00:44 | 『枕草子』 清少納言さまからの贈り物
          枕草子 第百十一段 絵に描き劣りするもの

絵に、描き劣りするもの。
瞿麦、菖蒲、桜。
物語に、「めでたし」といひたる、男・女の容貌。


絵に描くと、実物より見劣りするもの。
なでしこ、しょうぶ、さくら。
物語のなかで、「すばらしい」と述べられている、男女の容貌。



ごく分かりやすい章段です。現代人の感覚と大差ないように思われますが、今少し事例をあげて、少納言さま独特の感性を伝えて欲しかった気もします。
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