昨年のふじりんご捥ぎは今年より3日程から早く初めていた。捥いでも々も酷い降雹で正常果は少なくジュース用の傷果だけで精の出ない仕事だった。高齢の母が入所している施設に一進一退の症状を時々様子を伺いながらの収穫だった。やっと収穫が終わり一安心した夜に亡くなった母の一周忌が終わった。
真っ赤に色付いたふじりんご捥ぎ肩から掛けた収穫籠で脚立の上り下りしながら捥ぎ急ぐ。ちょっと触れただけで黄色く色づいた葉っぱはパラパラと落葉する。今年のりんごはサクランボの不作で収穫期間が短くりんごの摘果作業が早まった。大玉生産するにはいかに早く摘果を終すかで決まる要件の1つ。
着果過多もあるが1芽の花芽に5個の開花で全ての花にりんごが成る。いっぱい開花した枝、1個の花芽に5個くらいの花、全てに実が付くので成り過ぎて樹勢が落ちて来る。花が咲いても疲れてくる果物の木で蕾を摘んだり、花を摘んだり、幼果を詰んだりして適正な大きさのりんごを生産している。仕事の遅れで7月後半の摘果では取り返しつかない。
6月中旬にサクランボの収穫が終わり一斉にりんご摘果に入った。スタッフ達シルバー人材からの雇用等で摘果作業に対応して来た。雇用の人件費は嵩むが良品質で収穫作業は楽しい。今日も穏やかな秋晴れの中黙々とりんご捥ぎを急ぐ。
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