緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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卓上IH調理器で茶釜を沸かす

2020年12月24日 | 買い物
今年の春に長年使っていたガスの卓上コンロが壊れました。
寒くなってくると、やはり鍋料理が食べたい。

そこで何を買うか考えました。
ガスコンロは、毎年点検に来る大阪ガスの人から居間のガス管が古くなっているので、できれば使わないようにと言われています。
だからガスの卓上コンロはリストから外しました。

カセットコンロは電気やガスが使えなくなった災害時にも使えて便利そうです。
でも、そこまで酷い災害時には避難所に行きそうです。
阪神淡路大震災の時にも電気は意外と早く復旧しました。

次の候補は卓上IH調理器です。
結局、卓上IH調理器を買いました。
これです。

購入した理由は平たくて鍋料理がしやすいこともありますが、もう一つ、意外な使い方があったのです。

お茶仲間の方々に聞いた話だと、IH調理器は茶釜に使えるのです。
実は茶釜はガスでは使えません。
正確に言うと使えますが火力が強すぎて茶釜が傷むとのことです。
茶釜は鉄でできていて、底が平たいのでIH調理器で使えるのです。

公民館の茶道の稽古でもIH調理器を使っています。
私は中古で買った茶釜を持っているので、IH調理器があれば家でも稽古をする時に使えるのです。
今までは電気保温器を使っていましたが、それでは直ぐに湯の温度が下がっていました。
お茶の湯温はそこそこ熱くないといけないのです。

実際の茶道では畳に炉を切るのですが、そんな本格的なことは家でしません。
家では炉の形に紙を切って畳の上に置いておきました。
ではその紙の上にIH調理器を置こうかと思いましたが、取説によると紙の上には置かないようにとありました。
取り敢えず置いたら、そういう用途も考えて作ったのではと思えるほど炉のサイズにピッタリでした。


畳の上はOKで紙の上は✖というのもよく分からないのですが、紙の上は止めて、炉縁のみボール紙か何かで作って、その中にIH調理器を置くことにしました。

今日は今年最後の公民館でのお茶のお稽古でした。
朝採ったダイダイを持っていって皆さんにお配りしました。



IH調理器、もちろん鍋料理にも使っていて、火力も十分で便利です。
ただ、自分でもおかしくなるのですが、今までガスコンロを使っていたせいで、IH調理器で鍋料理をしていても、時々火加減を見る為に鍋の下を見てしまいます。
いつになったらその癖が止むのかは不明です。