緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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大連吟、もうすぐ本番

2020年09月19日 | 日記
大阪大連吟の本番まで、10日を切りました。
先日は最後の稽古で四天王寺に行ってきました。

本番が上演される四天王寺の五智光院です。

当日は着物を着る予定です。
着付けを手伝って下さる方がいるので家から着ていく必要もなく、時間的にも余裕があります。

大連吟の先生の話によれば、当然のことながら四天王寺さんはコロナには気を遣っていて、クラスターを出すことのないよう万全の注意が為されるみたいです。
着付けも小部屋で一組づつとか、お昼の食事も少人数で四天王寺内の各部屋に分かれていただくとか。
もちろんおしゃべりもしてはいけません。

当日まで、健康にも留意するよう注意を受けました。
ミナミやキタでの飲み食いも慎むよう言われました。
コロナを考えて今年は無観客なのですが、参加者間でうつしたりしないよう警戒しているみたいです。
その参加者も当初100名ほどだったのが、5月から9月にのびたこともあって60名くらいになったそうです。

練習の方も順調で、本番での扇の扱い方など、念入りにチェック。

20代で謡曲を習っていた私は、その時に先生が使っていた中古の扇を頂いていました。
でも40年以上前の古い物。
今回、新しく購入しました。
これです。けっこう大きいものです。
頂いていた古い扇はこんなものです。大きさは同じです。

扇は謡う時に閉じた状態で右手で持って前に立てます。
それを「扇を突く」と言うと昔習いましたが、そうやって謡う時に大地のエネルギーと繋がるとか。

能楽では茶道みたいにお作法でうるさく言われるようなことはありません。
ただ、扇の扱い方だけは決まりがあるようです。

基本、茶道の扇子と一緒で、それであおいではいけないので、能楽師によっては、夏はあおぐ用の扇子と、腰に二本差していることもあるとか。
というわけで後は体調を整え、本番を待つのみ。

四天王寺は大阪の阿倍野にあります。
稽古が終わって境内に出ると、五重の塔とアベノハルカスが並んで見えます。

日暮れ前はこんな感じです。

本番では上手くいくことを祈るばかりです。