緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

ひきこもりの日々

2020年03月14日 | 日記
友人と大阪のホテル阪神でランチの約束をしていたのですが、電話で場所の変更を頼まれました。
友人の話によると、ボランティアで時折通っていた近くの高齢者施設で新型コロナウイルスの感染者が出たとのこと。
「濃厚接触したの?」と聞くと、2週間以上前からボランティア等で行くことは禁止されていたので、濃厚接触はしていないとのことでした。
その施設、テレビでクラスター感染が取りざたされていた施設でした。

で、それでどうしてホテル阪神を中止するのか意味不明。
よく聞くと、北区のライブハウスでのクラスター感染を気にしているのでした。
ホテル阪神に行くには電車で北区の梅田まで出て、福島区のホテル阪神に行くことになるので。
それは全然関係ないと思うけれど、ビビリまくっていたので、どこならOKなのか聞いてみました。
近所のレストランならというのですが、近所のレストランは概ね狭くて換気が悪そう。
あれこれ案を出し合って、阪神尼崎駅近くの都ホテル尼崎のレストランに行くことにしました。

都ホテル尼崎、以前にも食事を何度かしたことがあり、私の経験では味は満足できるものでした。
このホテルではディナーブッフェやランチブッフェのレストランが美味しくて、かつリーズナブルで評判なのです。
でも、今は新型コロナウイルス対策でブッフェスタイルの食事は都ホテルでなくても休業中が多く、都ホテルでも休業中でした。
それでランチは和食にしました。⇒ここ
どの料理も、とても美味しいものでした。
混んではいなかったですが、お客さんの入りもそこそこありました。
カメラは忘れたので写真は無しです。

話を聞くと、友人は相談センターに電話で自分は大丈夫か問い合わせたようですが、大丈夫だと言われたそうです。
相談センターは信用できるのかと内心思いましたが、そんなことを言ってビビらせても仕方ないので黙っていました。
相談センターはPCR検査を受けさせないことに一生懸命なわけですし。

テレビで、今回の感染症の拠点病院の医師が、退院基準をフレキシブルにしてほしいとしきりに訴えていたのが印象的でした。
というのも、今の国の方針では陽性が出た患者は、症状がなくても一律入院させることになっていて、二度の陰性結果が出て初めて退院できるのです。
当然のことながら、拠点病院では元気な陽性患者がベッドを占拠してしまっているのだそうです。
PCR検査を簡単に受けさせると元気な患者で病院があふれることになり医療崩壊が起こってしまうわけです。
そこで国は陽性患者を出さないようにPCR検査を簡単には受けさせないようにしているのだそうです。

厚生労働省のお役人的思考というか、なんか変な話ですね。
PCR検査を受けさせないで、比較的元気な陽性患者が街中を闊歩する方がもっと問題ではないですか。
元気な陽性患者は退院させて自宅待機にしてもらえば済む話ではないですか。
今は相当に重症にならないと検査自体が無理な状態です。
大阪府が陽性患者のトリアージを行う方向で動きだしたのは、こうした医療の現場を踏まえたからでしょうか。
「感染させてやる」と言って、わざと街中を闊歩する元気な陽性患者もいましたけれど稀な例でしょう。

私の友人の場合は、日数的にも大丈夫だと思いますが、最初に北区を通りたくないと言ったのは、やはり今回のコロナウイルスに関する無知からきていると思いました。
今回の対策については、首を傾げたくなるものが多いのが現状です。
例えば「新型コロナウイルスから子供達を守る」というような言い方。
子供の場合、罹っても無症状だったり軽症だったりすることは中国の例でも分かっているのに。
守らなくてはならないのは高齢者なのに、「子供達を守る」と言って学校を休校にすれば何かやってる感はありますが、今の時点で必要な対策だったかどうか・・・。

                    

さて、阪神尼崎駅近く、何か見る物はあるかというと、平成の築城と言われた尼崎城があります。
中に入れば色々と遊べるらしいのですが、この日は新型コロナウイルスの影響で休業中でした。
外から眺めるだけで我慢しました。
この近辺、色んな宗派のお寺さんが集まった江戸時代からの寺町もあります。
観光寺院ではないので中には入れませんが、町には独特の風情があります。

                    

最後に我が家の猫達。
仲が良いのか悪いのか。