Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

MORSE ― モールス ―

2010-08-19 12:49:29 | 

Photo_20 『 MORSE モールス

        (上・下)

  著:ヨン・アンヴィデ・

      リンドクヴィスト

 

 

 

 この夏公開されているスウェーデン映画 『 ぼくのエリ 200歳の少女  』 の原作です。

 公開前に、『 王様のブランチ 』 の映画コーナーで リリコさんが紹介されていて、ちょっと興味が湧いたので購入しました。

 さて、『 モールス 』 のあらすじは…?

 ( ※ ちょっぴりネタバレ 注意!)

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    ストックホルム郊外に住む12歳の少年オスカー。

    内気で友達の居ない いじらめっ子…。

    ある日、オスカーはエリという少女と出会う。

    エリは 学校にも通わず、昼間は出歩かない。

    謎の多いエリに オスカーは惹かれてゆく。

    そんな中、町では失踪・殺人事件が多発する。

    そしてオスカーは知る。

    事件には エリが深く関わっていることを…

    エリが ヴァンパイアであるということを…。

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 愁いを帯びた冬の北欧、閉鎖的な小さな町、12歳の孤独な少年の初恋、孤高の不死なる者…。

 哀しく、そして美しい、ラブストーリーです。

 私は 何故か、吸血鬼作品に心惹かれます。

 私自身が派手な八重歯の持ち主であるせいなのでしょうか…。

 たとえ悪役であったとしても、吸血鬼側を贔屓してしまいます。

 ハッピーエンドなら とても嬉しくなります。

 『 モールス 』 の結末は……内緒。

 邦題の 『 モールス 』 は、物語に出てくるモールス信号のことです。

 けれども、原題は 『 正しき者を入れたもう 』 という意味の言葉が付けられています。

 ( 英題は、『 Let the Right One In 』 こちらも同じ意味。)

 これは、吸血鬼に纏わる逸話、“ 吸血鬼は招かれなければ 入れない ” によるものです。

 原作を読むと、この題名の相応しさが解ります。

   「 入ってもいい?」 「 いいよ。」

 この短い言葉に、物語の主題が籠められています。

 そして、クライマックスでも……やっぱり内緒。

 吸血鬼好きの皆様、是非ご一読を…。

 原作者自らが脚本を執筆したという 映画 『 ぼくのエリ 』 …。

 予告編を観るだけでも 切なさと愛おしさでいっぱいになりますから、ぜひ本編も観てみたいです。

 この原作、そして映画は絶賛されていて、ハリウッドでリメイクが決定しています。

 監督は、あの 『 クローバーフィールド HAKAISYA 』 のマット・リーブス監督。

 詩情溢れるこの原作を、どんな風にハリウッド的(?)に仕上げるのでしょうか…?

 こちらも興味があります。

 


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