Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

レリック

2010-03-12 12:16:32 | 

Photo_2 『 レリック 』 (上・下)

  著:ダグラス・プレストン

 

 

 

 

 

 この本を初めて読んだのは、もう10数年前…。

 職場の先輩が 「 怖いけど面白いから読んでみて♪」 と貸してくれました。

 これが…本当に怖かったです~ッ!

 内容は、こんな感じ…。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ニューヨーク自然博物館の地下で二人の少年が殺された。

 遺体はズタズタに引き裂かれ、しかも脳の視床下部が消えていた。

 殺人鬼の正体がつかめぬまま、博物館側は 『 迷信展覧会 』 の開催の準備を強引に進めてゆく。

 DNA解析の結果から導き出された犯人の正体は…

 爬虫類の遺伝子を持つ謎の生物!  

 博物館の研究員達が懸念する中、とうとう展覧会のオープニングセレモニーが始まった。

 しかし、それは飢えた怪物にとって格好の狩場に他ならなかった…。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  

 物語のキーパーソンは、“ フィットルシー ” という博物館の研究員…。

 この “ フィットルシー ” が、アマゾンの奥地で見つけた謎の部族コソガ族と伝説の悪魔 “ ンブーン ” の立像…。

 それが後の博物館の殺戮事件に繋がります。

 立像を博物館へ送った後、“ フィットルシー ” を含む博物館遠征隊は死亡してしまいます。

 ネタバレになってしまいますので詳しくは言えませんけれども、とにかく “ フィットルシー ” がポイントなのです。

 そして、この謎の生物、とっても怖かったです…。

 でも、本当に面白かったです。

 他の先輩や同僚も次々回し読みし、「 怖い~!」「 でも面白い~!」 と盛り上がりました。

 ちょうど映画版の 『 レリック 』 が公開された頃で、皆で観に行こうという話になりました。

 「 どうせ怖いのなら、いっそレイトショーで観よう!」

 …お気楽な職場です…。

 さて、深夜の映画館の前の席にズラリと並んだ私達は、映画が始まるのを今か今かとワクワクしながら待っていました。

 まず画面に映し出されたのは、どうやら博物館遠征隊の様です。

 私達は、( この中に “ フィットルシー ” が居るんだわ!) と期待しました。

 そして とうとう “ フィットルシー ” らしき一人の男性が現れました。

 その人の名前は……“ ホイットニー ” …。

 私達は心の中で ツッコミました。

 ( “ ホイットニー ” って、誰さッ!)

 かなりのガッカリ感を抱きながらも観続け、観終え、映画館を出た後…私達の足取りは重かったです…。

 原作を読んでいなければ、映画自体は それなりに楽しめたと思います。

 ただ、原作が面白くて期待が高かっただけに、数多くの違いが残念に思えてしまったのです。

 映画版 『 レリック 』 を観られた方には、ぜひ原作も読んで頂きたいです。

 『 レリック(上・下) 』 と続編 『 レリック2 地底大戦(上・下)』 の4冊まとめて読まれることをお薦めします。

 私も何年か経った後、 もう一度読みたい。 と思って購入しました。

 やっぱり怖かったですけど、面白かったです。

 ポイントは、やっぱり “ フィットルシー ” ……。