Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

夏休み・自由研究

2007-08-16 13:07:45 | 日記・エッセイ・コラム

 お友達のちゃんの息子さん君は、小学5年生。

 今年の夏休みの自由研究に(ちゃんが)選んだのは…?

 『 小学生のための歌舞伎体験教室 』 です。

 国立劇場が 毎年開催しているお教室です。 

 お稽古に数日間通い、一流の歌舞伎役者さんから 指導を受けます。

 お教室の最後には、化粧・鬘・衣装…全て 実際の歌舞伎と同じ様に仕立てられた子供達が、国立小劇場の舞台を踏みます。

 

Photo_1158 そして昨日、

 舞台稽古が

 行われました。

 

 

 

  

 本番当日のチケットは 全席指定で、家族用に割り当てられているのが 8枚きり…。

 君の家族で争奪戦が 繰り広げられます。

 そんなわけで 私は、君のお抱えカメラマンとして、舞台稽古にお邪魔して来ました。

 発表会は、4組に分かれて行なわれます。

 

Photo_1161 演目は、どの組も 同じ

 『 寿曽我対面

 です。

 

 

 

 

 お話しの流れを簡単に…。

 時の将軍・源頼朝の信頼厚い 工藤祐経が任された 富士の裾野での狩りの成功を前に、工藤の館で、梶原景時景高父子、小林舞鶴諸大名、傾城(遊女)大磯の虎化粧坂の少将などが集う華やかな席。

 舞鶴が、曽我兄弟五郎十郎を、工藤と対面させます。

 

Photo_1162 父の敵の工藤

 はじめて逢う

 我兄弟…。

 

 

 

 

 自分が兄弟の敵と知る工藤は、「 大切な狩りが終わってから 討たれてやろう。」 と、狩り場の通行手形(切手)を渡します。

 

Photo_1169 十郎 「コリャ、これ、

      狩場の 」

 五郎 「 二枚の切手 」

 工藤 「 切って恨みを

     晴らせよ 兄弟 」

 

 

 掛け言葉の 気の利いた台詞で、幕となります。

 歌舞伎は 言葉がちょっと難しいので、お子達に理解出来ているのでしょうか…?

 台本には、ほとんど説明がありませんでした。

 歌舞伎を知らなければ、親御さんにも 解らないのじゃないかしら…。

 

Photo_1163

 君の役は、

 梶原景時

 

 

 

 

 

 この景時、『 石切梶原 』 では 主役を務める人物。 

 ここでは、敵役…。

 なかなか凛々しいですね~。 

 主要キャストは 6年生のお子達でした。

 

Photo_1165 工藤祐経

 貫禄たっぷりに…。

Photo_1166 曽我十郎

 清々しく…。

Photo_1167 曽我五郎

 荒々しく…。 

 

Photo_1168 五郎 最大の見せ場。

 三宝を力の限り、

 バリバリバリッ…。

 

 

 

 

 この 『 歌舞伎体験教室 』 に参加した大勢のお子達の中から、本当に歌舞伎の道に進む人は、何人現れるかしら…?

 貴重な体験が出来た夏休み…この自由研究に、どのお子達も 先生から花丸をもらえることは間違いなしですね。 

 さて、今日の本番…とってもドキドキですね!

 君、他のお子達も、皆 頑張れ~!