Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

京極堂シリーズ

2007-01-06 11:30:01 | 

Cimg2193 京極夏彦さんの

 【 京極堂シリーズ

 です。

 最近 読み続けて

 います。

 

 

 京極夏彦さんの本は、以前から興味があったのですが、

 一冊一冊が とても厚いのと たくさん刊行されているのとで、

 ずっと躊躇していました。

 私は本好きですので 一冊読み始めたら最後、次から次へと読みたくなることが解っていたからです。

 ですから 本屋さんで手に取る度に、「 また今度にしましょう…。」 と 戻していました。

 『 姑獲鳥の夏 』 の 映画公開と同時に、分冊文庫化しましたので、それを機に読み始めました。

 案の定、次から次へと……。

 しかも、全ての作品がリンクしているので、何度も何度も 読み返してしまいます。

 う~ん、恐るべし 京極夏彦さん…。

 見事に術中(!?)に嵌ってしまいました…。

 

 【 京極堂シリーズ 】 は、登場人物の一人一人が とても個性的で 魅力的ですね。

 中禅寺さんも、木場さんも、関口さんでさえも(失礼…)、皆さん とても素敵です。

 中でも 榎木津礼二郎さんが “ ばかわいらしい ” です。

 

Cimg2194_1 【 京極堂シリーズ

     の外伝です。

  『 百鬼徒然袋ー雨 』

  『 百鬼夜行ー陰 』

 

Cimg2197

 『 僕たちの好きな

     京極夏彦

 京極さんの本の解説

 などが書かれていて、

京極堂シリーズ 】の予習復習に最適です。

  

 シリーズ一作目の 『 姑獲鳥の夏 』 で、京極堂=中禅寺さんが 【 憑物落とし 】のスタイルで登場する場面が とても印象的です。

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 暗い坂の途中に、ちらちらと明かりが瞬いた。木場が目を細めていった。

 「 ふん。山から鬼が下りてきたぜ 」

 闇の黒地に星型が浮んだ。晴明桔梗だ。あの提灯だ。雨に煙る眩暈坂に、異様な風体の男が浮き上がる。番傘。墨で染めたような真っ黒い着流し。薄手の黒い羽織には矢張り晴明桔梗が染め抜いてある。手には手甲。黒足袋に黒下駄。鼻緒だけが赤い。

 京極堂だ。

 京極堂が、重い腰を上げて、漸く坂を下って来たのだ。

                       ( 『 姑獲鳥の夏 』 より )

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 近いうちに、巧くんに 【 憑物落とし 】 の衣装を作ってみましょう…。

 ( 似合うかどうか…チョット不安ですけれども…。 )