赤い羽根共同募金

運動会の会場の小学校の入り口で
赤い羽根共同募金集めに

数人の方が立っておられた
その間を縫うように

運動会の応援場所をとるために
人々は流れていく

昨日あんなことがなければ
両手に荷物をぶら下げていたし

私は立ち止まらなかったかもしれない
けれど私は荷物を道端に置いて

もたもたと財布を取り出した
すると

次々財布を取り出す人が現れた
私は200円を取り出して

募金箱に入れた
200円というのは100×2

昨夜のTVニュースで
赤い羽根共同募金のことが流れた

それを見て末娘が思い出を語った
小学生の頃

学校から赤い羽根募金の封筒を
もらってくると

お父さんが100円玉を6個
家族6人分な!とくれたと言う

学校でそれを出すと友達が
凄いな僕とこ10円やでとか100円やでと

○○も偉いやん
お父さんにもらっただけ入れたんやもん

夫は病弱で末娘が小学生の頃は
家にいることが多かった

この子は父との思い出が多い
お父さんはなんで働かんの？と

不満を
ぶちまけたことも

私の知らない二人の世界があった
それで

きょう私は
100×2人の家族分の募金をした

あとになって夫の分も
募金すればよかったと思った

夫はこの世の人でないし
思い付かなかったことは

気のなかったことなんやし
夫のような気はつかん

でも夫のおかげで
募金できたことやし今日はありがとう◎