風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

残るオウム死刑囚の刑執行

2018-07-26 20:29:21 | こころ
オウム死刑囚の刑執行のニュースで
瞳が濡れた 心が傷んだ

確かにこの事件は
恐ろしく怖いものだった

けれど

刑の執行は
重い

死刑判決を受ければいつか
刑の執行を受ける日はあるのだろうけれど

オウム真理教に出会った青年達が
オウムの教義に染められていった樣は

あのトラトラトラと世界戦争に
どっぷりはまっていった日本のように

正義に燃えて戦地に向かった
青年がいた

私自身
あの戦争の時代に若者であったなら

軍歌を聞けば
勇ましくなるように

運動会の行進曲のように
その雰囲気にのまれたかもしれないし

平和を願い
反戦運動に走ったかもしれないし

男だったら人々の心と生活の安寧と
世界の平和を願う正義に駆られ

国を護るためにと特攻隊に
志願したかもしれない

国とオウムを一緒くたにするわけでないけれど
もし私がオウムに出会っていたら

マインドコントロールされて
罪の一端を担っていたかもしれない

そんなことを思うと
誰がいつどこで大義のためと信じて

どんな凶悪な犯罪を犯すかもしれない
政治家だって悪政を犯すかもしれない

時期早々と善悪の判じないものを
外交上経済上のために決定するかもしれない

今回のオウムの死刑執行は
マインドコントロールされていく人の

心理や脳の変化
家族や社会との関わり

マインドコントロールから
解かれた時の心境の変化

罪の大きさの認識
恐れ
詫び
後悔

マインドコントロールから解かれた
犯罪に関わった元信者の役割

死刑執行されること以上にしなければならない
何かがあったのではないだろうか

もし私が被害者の家族であったら
死刑などぬるいと思うかもしれない

メッタ刺しして殺してしまいたいと
思うかもしれない

けれど
なぜそうなっていったのか知りたい

大義のための行動と刷り込まれ
正義であると信じたら

誰でもが加害者になる危険を
孕んでいる恐れがあった


刑が執行された




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