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風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

2024-11-16 03:10:21 | 千字から
台風で古代の巨木流れ着き


紀の川に流れ着いた巨木の根を
見たのはいつだったろう

紀の川大堰橋を北に向かって渡っていた
ふと右下を見ると

川原に引き上げられたと一目で分かる巨木の根
なぜここに?

大きな台風のあとだったから
流れ着いたものだと想像したけれど

どこからどうやってここに来た
川に降りて見る余裕がなかったのが悔やまれる

やがてこの古木の根は紀伊風土記の丘に
展示されたのだが

大堰橋から見たものよりカットされて運搬され
元の姿に合わされ傷んだ部分は取り払われていた

1300年ほど以前のもので樹齢350年
こんな大きな木の根がゴロンゴロンと

流れてくる様はどんなだったろう
どこに埋もれどうやって来たのだろうか

上流では洪水が起きた程の水嵩で
濁った泥水ではこの大木も

ただの木屑のように流れ着いたのか
1300年もの昔この木はどんな風に

幹を伸ばし枝葉を拡げていたのだろう
どこにあったのだろう

高野山の麓の町かなあ
蛇島辺りかなあ

もっと遠くの吉野辺り
実はそんなに遠くないのかも

大洪水で見る災害は
木立も家も車も何もかも飲み込む

巨は
眼を見張るほど大きなもの

恐さも美しさも
眼を見張る















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