風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

毛筆

2023-06-08 07:04:01 | こころ
高3の
正確には高校4年目の孫が

小学4・5年の頃に
半紙2枚に書いた自分の姓と名

その頃は
夫がなくなって数年の頃で

父親っ子の末娘と2人
喪失感の中にいて

相田みつをの言葉を模してみたり
心境や何かを半紙に書いていた

そこへやってきた孫に
○○も書いてみる?

何書くん?
何でもいいよ!

何書いていいかわからない?
じゃ名前でも何でもいいよ!

そして筆を取って
1枚の半紙に大きく姓

別の1枚に名を
さらりと書いた

娘も私もその字に仰天
○○習字習ってる?

ううん習ってない!
それもそのはず彼は不登校!

幼い頃この子の親(私の娘)が
この子に片仮名は無いんよとか

お母さんが
平仮名ばっかりて言うから

漢字入れといたよと平仮名の中に
ポツリと一文字二文字挿入の文

どこで区切ったらいいか
わからんやろと娘

中学校へ行ったのは
入学式と数日

卒業式はどうしたん?
先生が卒業証書持ってきてくれた

○○が筆を持ったのは
おそらく何ほどもないその字を

リビングに飾った彼の字の
横に並べられる筆文字はない



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