~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
1、序
982、「わたくしがもっていた施物はすべて、
わたくしが施してしまいました。
バラモンよ。
どうかおゆるしください。
わたくしは五百金はないのです。
983、「わたくしが乞うているのに、
あなたが施してくださらないのであれば、
いまから七日の後に、あなたの頭が七つに裂けてしまえ。」
984、詐(いつわ)りをもうけた(そのバラモン)は、
(呪詛の)作法をして、恐ろしいことを告げた。
かれのその(呪詛の)ことばを聞いて、
バーヴァリは苦しみ悩んだ。