浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-07-08 00:27:26 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
   
            第四、 八つの詩句の章 

            16、サーリップッタ


958、修行者は世を厭うて、人のいない座所や樹下や墓地を愛し、
    山間の洞窟の中におり、

959、または種種の座所のうちにいるのであるが、
    そこにはどんなに恐ろしいことがあるのだろう。
    ―――修行者は音のしないところに坐臥していても、
    それらを恐れて震えてはならないのだが、

960、未到の地におもむく人にとっては、
    この世にどれだけの危難があることだろう。
    ―――修行者は辺鄙(へんぴ)なところに坐臥していても、
    それらの危難にうち克たなければならないのだが。