浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-05-24 00:25:24 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
    
               第四 八つの詩句の章 

                 八、パス―ラ


830、心の高ぶりというものは、かれの害われる場所である。
    しかるにかれは慢心・増上慢心の言をなす。
    このことわりを見て、論争してはならない。
    諸々の熟達せる人々は、「それによって清浄が達成される」
    とは説かないからである。

831、たとえば王に養われてきた勇士が、相手の勇士を求めて、
    喚声を挙げて進んでゆくようなものである。
    勇士よ。かの(汝にふさわしい、
    真理に達した人の)いるところに到れ。
    相手として戦うべきものは、あらかじめ存在しないのである。

832、(特殊な)偏見を固執して論争し、
     「これのみが真理である」と言う人々がいるならば、
    汝はかれらに言え、
    ―――「論争が起こっても、汝と対論する者はここにいない」と。



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