~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
1、序
1024、いかなる神が心の中でそれらの質問をしたのだろうか?
―――神か、梵天か、またはスジャーの夫なる帝釈天か?
―――また〔尊師は〕誰に答えたもうたのだろう?
1025、(アジタがいった)、
「バーヴァリは頭のことについて、
また頭の裂け落ちることについて質問しました。
先生!それを説明してくだい。仙人さま!
われらの疑惑を除いてください。」
1026、(ゴータマ・ブッダは答えた)、
「無明が頭であると知れ。
明知が信仰と念(おも)いと精神統一と意欲と努力とに
結びついて、頭を裂け落とさせるものである。」