得した気分の非日常

洗濯機の修理の人が来てくれた。
電話で時間が遅れると連絡があったが
感じのいい人だし、時間が遅れるより
早まる方が困るのでよかった。

時間が空いたので、夕食も作れた。
いつもなら夕方になると、
…何時になったら作ろう
…ああ、もう作らなきゃ
…今日はお弁当にしてもらおうか　
などと思い悩むから、余計よかった。

修理の人は最初の予定より
２時間半も遅れて来たけど、
修理や点検だけでなく
日常の使い方や掃除のコツなども
親切に教えてくれた。

さらには、排水溝の汚れをわざわざ外に出て
寒い中、水道で洗ってくれたりもした。
洗濯機の排水溝なんて、大掃除も含めて
今まで一度も掃除したことがなかったので
かなり汚くて臭かった。

部屋に戻ってから、洗ってくれた排水溝を
私がさらに古歯ブラシでキレイにした。
分担作業が仕事みたいで楽しかった。
無口で人を寄せ付けない人より話しやすい方がいいな。

でも、帰っていったあと、どっと疲れが出た。
遅い夕食を食べて、夫を待つ。
いつもと違う、非日常。
疲れたけど、得した気分だった。