グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

夫、動揺する

2012-04-25 19:25:02 | Weblog
夫、初めての人間ドックを終えた。
まあ、初めてなのはバリウム程度だったそうだ。
オプションは半年後でもいいとのことで、最低限だけ受けたのだとか。

翌日、仕事中に病院から電話がかかってきたそうだ。
そして、会議室の中で携帯に出た夫は、驚いてつい言葉を漏らしてしまった。

「え、血液型が違うんですか?!」

今までA型だと思っていたのに、O型だと診断されたそうだ。
一瞬、「もしかして、親が違うんじゃ」と思ったそう。
でも、顔も体格もそっくりなので、それはないと否定。じゃあ、なんでだ?

会議室にいた人は、もちろん状況が分かっていた。
きっとAOのO型なんだとか、大人になって血液型が変わることもあるらしいよとか。
とりあえず、母子手帳になんて記入してあるか、夫は親に電話して聞いたらしい。

結果、母子手帳の血液型の欄は、未記入の空白だったのだとか。
一体全体、何を根拠に、A型だと言われ記入してきたのか。
さんじゅうんねんかん、ずーっとA型だと思ってきたのに、突然O型って…。

そして、私に夫からの病院からO型と言われた旨のメールが届いた。
しかし、たまたま洗濯物を取り込むのにベランダにいた私はメールに気づかなかった。
それを夫は、私が怒ってメールを返さないのだと思ったらしい。
なぜ怒っていると推測したかというと、普段から医学的な常識の無さを厳しく夫に指摘していたからかも。
そうとは知らず、「よくあることだよ。動揺しないでね~」とメールを返したが、何時間も返信なし。
こちらも、なにやら酷く落ち込んでいるか、病院で再検査してやはりO型だとショックを受けているのではと心配したり。

でも、考えれば考えるほど、可笑しくってならない。
普段から「本当にA型なの~?」とか「私よりO型っぽいよね」なんて話していたから。
もちろん、血液型性格診断の科学的根拠はないのは知っている。
でも、不思議と血液型でくくると違いが性格の傾向に重なるというのは頷けるのだ。

夫の両親は共にA型、夫はO型と人間ドックで診断された。
私の両親も共にA型、私もO型(出生時診断と献血もしているから、間違いないと思う)。
わ~、おそろいじゃないの、ふふふ。
似た者夫婦なのかねぇ、ふぉっふぉっふぉ。

帰ってきたら、デリケートな気持ちかもしれないから、受け身に話を聞こうと思っていた。
しかし、耐えられなくて、たくさん笑ってしまった。
本人も、O型といわれると納得してしまうこともあれば、まだA型だと思いたい自分もいるようだ。
しきりに、同じ誕生日でA型とO型の占いの違いはどれほどかを気にしていたが、あまり血液型で運命が変わるなんて聞かない。

寝る前になって、「俺は、A型の人と一緒にいると居心地いいんだけどなぁ」と夫は言った。
なんだかいじらしいじゃないか。A型の喪失を受け入れようとしているのか。
「O型の団体もにぎやかで魅力的ですよ~」と私が言うと、また「絶対、AOのA寄りなんだー」とかもやもや。
携帯サイトで調べ、A型の男性、O型の男性、AB型の男性の性格について読み上げてあげると、
「なんだ、全部に当てはまるようになってるんだね」と夫は言って、すぴーと寝付いた。

笑いのネタとして、何回か使いたいな。
ついでに、「Rhの+か-も調べてもらえば?」と聞いたら、時間差で「さっきのpHだっけ?」と夫。
7なら中性、大きくなるほどアルカリ性、いい加減にせいに賛成。