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『パシフィック・リム:アップライジング』

2018年04月21日 | 映画(は行)
『パシフィック・リム:アップライジング』(原題:Pacific Rim: Uprising)
監督:スティーヴン・S・デナイト
出演:ジョン・ボイエガ,スコット・イーストウッド,ケイリー・スピーニー,菊地凛子,
   ジン・ティエン,バーン・ゴーマン,アドリア・アルホナ,チャーリー・デイ他

甲子園に行く前にTOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの3本目。
『映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』
『ダンガル きっと、つよくなる』→これ。だいぶ疲れてます(笑)。

ギレルモ・デル・トロ監督。
私は『デビルズ・バックボーン』(2001)が大好きだったのですが、
日本での知名度が急上昇したのは『パシフィック・リム』(2013)なのか。
そんなデル・トロ監督が本作では製作に回り、
あらたに監督となったのはスティーヴン・S・デナイト。
って、知らないんですけど、その人。
TVシリーズばかりを手がけてきた人のようで、
デル・トロ監督好きとしては、どうなんだろうとハードルを下げて鑑賞。

前作では、謎の生命体“KAIJU(=カイジュウ)”と死闘を繰り広げ、
人類がかろうじて勝利を収めました。その10年後という設定。

環太平洋防衛軍(PPDC)では将来の脅威に備え、新世代イェーガーを製造。
そのかたわら、パイロット候補生たちの訓練を続けている。
しかし、前作の英雄で、故人スタッカー・ペントコスト司令官の息子ジェイクは、
周囲から英雄の息子という目で見られ、その期待に応えられず、
PPDCを去ったのちは違法行為に手を染めている。

忍び込んだ先で、ジェイクは少女アマーラと出会う。
彼女は、廃品から小型イェーガーをつくる技術を持っていた。
彼女がつくった“スクラッパー”に同乗して逃げたジェイクは、
現場で取り押さえられ、ふたり揃って檻の中。

処分を待っていると、ジェイクの義姉で伝説のパイロット、マコが現れる。
無罪放免と引き換えに、ジェイクはパイロット訓練生の教官に、
アマーラはパイロット訓練生となることを命じられるのだが……。

眠くはなりませんでしたよ。なりませんでしたけれど、なんだか華がない。
マコ役の菊地凛子がいちばんオイシイところを持って行き、
アマーラ役のケイリー・スピーニーがちょっとカワイイかな、ぐらい。

このところ引く手あまたのジョン・ボイエガがジェイク役。
相棒のネイト役にはスコット・イーストウッド
常にクリント・イーストウッドの息子であると思われているわけで、
それをはね飛ばすようになるのはまだまだ時間がかかりそう。
本作でのこのコンビは悪くなかったですけどね。

なんか「中国万歳」なんです。全体的に。
このひと悪そうと思わせて、実は正義の味方の中国人。
最近の映画業界では中国の資金がずいぶん投入されているでしょうから、
これも致し方のないことかとは思いますが、いろいろ引っかかる。
しかも危険が及ぶのは日本、富士山頂で。

こんなことを言うと中国を敵視しているように思われそうですが、
何を隠そう、大学時代の私は中国文学専攻でした。
中国に何の恨みもないどころか、むしろお世話になりました。
もっと中国語を勉強しておけばよかったと思う今日この頃です。

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