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『居眠り磐音』

2019年05月26日 | 映画(あ行)
『居眠り磐音』
監督:本木克英
出演:松坂桃李,木村文乃,芳根京子,柄本佑,杉野遥亮,佐々木蔵之介,
   奥田瑛二,谷原章介,中村梅雀,柄本明,佐戸井けん太,波岡一喜他
 
ダンナが3週間の出張からついに帰国するので、
飲み会&映画三昧もこの日が最後。
仕事帰りに映画を観に行くラストチャンスになる金曜日が
ちょうど本作の公開初日だったから、TOHOシネマズ伊丹へ。
 
時代小説への苦手意識はずいぶん薄まりましたが、
人気があるらしい佐伯泰英の原作は知りません。
観てからなら登場人物をイメージできて読みやすそう。
 
坂崎磐音(松坂桃李)、小林琴平(柄本佑)、河出慎之輔(杉野遥亮)は幼なじみ。
佐々木玲圓(佐々木蔵之介)の道場で共に鍛錬を積み、
3人とも豊後関前藩で将来を嘱望される藩士となる。
琴平にはふたりの妹がおり、上の妹・舞(宮下かな子)はすでに慎之輔の妻。
下の妹・奈緒(芳根京子)はまもなく磐音と祝言を挙げる予定。
 
ところが、3人が江戸から戻ってきた日、
慎之輔は舞が不貞を働いているとの噂を聞かされ、
愚かにもそれを信じたうえに舞を斬り殺してしまう。
妹を殺された琴平が今度は慎之輔を殺して立てこもる。
駆けつけた磐音は琴平に勝負を挑まれ、泣く泣く琴平を斬る。
 
奈緒に何も告げずに立ち去った磐音は、江戸で長屋暮らしを始める。
大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介で鰻屋に就職。
穏やかで誠実な人柄ゆえ、誰も磐音の剣の腕前など知りもしなかったが、
金兵衛に連れられて訪れた両替屋・今津屋でたまたまそれを披露するはめに。
今津屋の主人・吉右衛門(谷原章介)に請われて用心棒となる。
金兵衛の娘で今津屋に勤めるおこん(木村文乃)もすっかり磐音を気に入った様子。
 
吉右衛門の話によれば、老中・田沼意次(西村まさ彦)が発行した新貨幣をめぐり、
両替屋の間に揉め事が起こっているらしく、
別の両替屋・阿波屋の主人・有楽斎(柄本明)が陰謀を企てていることがわかるのだが……。

善人と悪人がはっきりしていてわかりやすい。
ツラ構えからして、何もここまで悪もん顔にせんでもと思うぐらい柄本明の顔が凄い。
今はここまでえらいあばた顔の人おらん。(^^;
これだけ悪いと、斬りつけられてもなかなか死なないのですよね。
バタッと倒れてからもうだうだ喋るから、私がもう一回斬りたくなりました(笑)。
 
優れた剣士で、かつ、頭もいい。
有楽斎に対抗するすべを思いついた磐音が、吉右衛門を通じてさまざまな人に相談。
それに乗る人たちを演じるのは、 橋本じゅん早乙女太一中村ゆり陣内孝則
日頃から誠実な商いをしていると、こういうときに力になってくれる客がちゃんといる。
磐音に想いを寄せながら、磐音と奈緒のことを気にかけるおこんちゃんもいいねぇ。
 
しかし花魁ってすげぇな、あんなん履いて歩けるんや。
と、映画の筋には何も関係ないことを思う。

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