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『ママレード・ボーイ』

2018年05月10日 | 映画(ま行)
『ママレード・ボーイ』
監督:廣木隆一
出演:桜井日奈子,吉沢亮,佐藤大樹,優希美青,藤原季節,遠藤新菜,
   竹財輝之助,寺脇康文,筒井道隆,谷原章介,檀れい,中山美穂他

TOHOシネマズで2本ハシゴの2本目、
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の次に。

失敗したとか金返せとか思う映画は滅多にないんですけれど、
これは観たことをかなり後悔。途中で退出したくなりました。
吉沢亮くんがカッコイイこと以外見るべきものが無いような。

いい歳した大人がパートナーチェンジ、全員でシェアハウスで暮らすという、
設定からしてキモいから受け入れづらい。
原作の漫画なら、あってもいい話だとは思いますが、実写だもの。
親側のキャピキャピした感じがわざとらしすぎ。

高校3年生の小石川光希(桜井日奈子)。
父親の仁(筒井道隆)と母親の留美(檀れい)が突然離婚、
それぞれ再婚すると言い出したのを聞いて唖然。
両親は海外旅行先でもう一組の夫婦と出会って意気投合。
その夫婦とは松浦要士(谷原章介)と千弥子(中山美穂)。
お互いのパートナー同士、つまり仁と千弥子、要士と留美が恋に落ちたので、
今までの結婚生活を解消して再婚すると言うのだ。

小石川家と松浦家の顔合わせの席には、
松浦家の息子で光希と同学年の遊(吉沢亮)も姿を現す。
この離婚&再婚に断固として反対の光希を前に、涼しい顔の遊。

父親のことも母親のことも大好きだから離婚&再婚には賛成できない、
だってどちらについていくかなんて決められないから。
光希がそう涙ぐむと、心配は要らないと双方の両親は笑う。
嫌いになって別れるわけじゃないのだし、6人で一緒に暮らすからと。

こうして風変わりなシェアハウス生活が始まるのだが……。

筒井道隆やミポリンといえば、かつてのトレンディドラマの主役たち。
そんな人たちが両親役で出ていたら、嬉しくなるかもしれないと思ったのが間違いでした。
そういうところの出身ではない檀れいはまだ見ていられるとして、
ミポリンは日韓合作の恋愛映画『蝶の眠り』の公開が近日に控えているように、
まだ母親役は演じたくない部分が感じられます。
腹くくれよと思う反面、どアップになるとデコの皺が隠せない彼女は見たくないし。
なんというのか、酷な作品です。(^^;

2組の家族がシェアハウス、これ自体は楽しい設定ですけれど、
子ども同士も恋に落ちて、ふとしたことから自分たちが血の繋がった兄妹だと思い込む。
どうしてもお互いを諦めきれずに禁断の恋に突き進もうとしたら
兄妹というのはとんだ勘違いでしたという、見え見えの展開で。

苦手だ苦手だと思いつつも観ている廣木隆一監督作品。
これでやっぱり苦手だとはっきりわかりましたが、
それでもパッと行けるシネコンで上映している限りは観に行ってしまうんだろうなぁ、私。

ところで 桜井日奈子ちゃんの唇ってスゴイですね。
こういうのを肉感的というんだわ。
唇薄くて幸薄そうな私の軽く2倍の厚さはありそう(笑)。

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