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『映画 ギヴン』

2020年09月29日 | 映画(か行)
『映画 ギヴン』
監督:山口ひかる
声の出演:矢野奨吾,内田雄馬,中澤まさとも,江口拓也,浅沼晋太郎他
 
TOHOシネマズなんばにて4本ハシゴの4本目。
完全に時間合わせで選んだ作品。
しかしかろうじてこの回に空席があっただけで、めちゃ混み人気の様子。
どういう作品か事前に調べないままでしたが、なんとなくボーイズラブ
はい、そのとおりでした。
 
『シェリプラス』という私は知らない隔月刊漫画雑誌で連載されているそうです。
作者はキヅナツキ。この人のこともわからない。私には新しいものだらけ。
そんな連載漫画の劇場版アニメですが、何も知らなくても楽しめます。
最後なんて不覚にも涙がこぼれそうになってしまった。
 
主なメンバーは5人。
そのうち4人がバンド“given”のメンバーで、いずれも名前に季節が入っている。
ボーカルの真冬とギターの立夏が高校生。
ベースの春樹が大学院生で、ドラムの秋彦が大学生らしい。
そして秋彦と同棲しているのが世界的に有名なヴァイオリニストの雨月。
 
とにかく原作もTV版アニメも見たことがないので、
過去に何があったか、通常は誰が主役なのかも不明ですが、
どうも真冬がいつもは主役っぽい。
この映画版では秋彦に焦点が当てられているみたい。
 
秋彦と雨月は高校生の頃からつきあっていて(たぶん)、
今は別れているが同居は続けていて、肉体関係もある。
真冬はふたりの家を時折訪れて、雨月から作曲についてのアドバイスを貰います。
秋彦に絶賛片想い中の春樹は、秋彦に同居人がいると知って酷い落ち込みよう。
立夏はたまに出てくるだけで、本作では存在感薄い。
 
こういうのにのめり込むと腐女子と言われるのか!?(笑)
絡みの部分なんてわりとハードで、R指定つきそう。
でもコミカルな台詞やシーンも多くて、思わず笑ってしまう。
そして、彼らの恋を応援したくなるのです。
 
女が出てきて恋敵になるとか、そういうのすら邪道という感じで。
男ばかりって不自然ちゃうんかと思わないこともないけれど、
見ているうちにこのほうが自然に思えてきたりもして。
しかしこれがアニメじゃなくて実写のBLになると、ちゃんと女が邪魔をする。(^^;
 
いつも思うことですが、恋する気持ちに男も女もない。

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