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『フッド:ザ・ビギニング』

2019年10月29日 | 映画(は行)
『フッド:ザ・ビギニング』(原題:Robin Hood)
監督:オットー・バサースト
出演:タロン・エガートン,ジェイミー・フォックス,ベン・メンデルソーン,イヴ・ヒューソン,
   ティム・ミンチン,F・マーレイ・エイブラハム,ジェイミー・ドーナン他
 
22日が祝日になっているとは1カ月ほど前まで知らず。
アルバイトさんの勤務予定表を提出したら、
人事係から「22日は祝日ですが、本当に出勤されますか」と連絡があり、
え〜っ、そうだったのと驚く始末。失礼しました。
 
で、TOHOシネマズ西宮にて3本ハシゴ。
 
嫌いなタイプじゃないけれど華はないなぁと思っていたタロン・エガートン
それが『ロケットマン』でなんかええ感じになってきたやんと見直し、
本作の予告編でカッコええやんと惚れかけました。ええ感じ継続中。
 
よく考えたら、私、ほとんど知らないんです、“ロビン・フッド”
中世イングランドの伝説上の人物。
詩曲を歌いながら各地を訪ねたいわゆる吟遊詩人が編んだ1編だそうで。
何世紀ものあいだ語り継がれ、今なおこうして映画化されるのが凄い。
なお、監督は本作がデビューのオットー・バサースト。
レオナルド・ディカプリオがプロデューサーを務めています。
 
イングランドのノッティンガム。
若き領主ロビンは、馬を盗みに邸に入った美女マリアンと恋に落ちる。
幸せで優雅な毎日を送っていたが、徴兵されることに。
生きて帰るとマリアンに約束し、十字軍の兵士として出征する。
 
敵兵の息子が丸腰にもかかわらず斬首されそうになった折り、
思わず助けようとしたロビンは、領主でなければ反逆罪に問われるところ、
命は取られることなくイングランドへ送り返される。
 
出征してから4年が経過しているが、マリアンは待ってくれているはず。
そう思っていたのに、なぜかロビンは戦死したことになっており、
領地を含む財産すべて、ノッティンガム州長官によって没収されていた。
幼なじみの修道士タックは、死んだとばかり思っていたロビンが現れてビックリ。
 
タックからマリアンが鉱山で働いていると聞き、ロビンは直ちに向かう。
ところが、マリアンは民衆のリーダー格の男ウィルと暮らしていた。
物陰から彼女の姿を見て凹むロビンに声をかけてきたのは、
あの戦地で斬首された青年の父親ジョンだった。
 
息子が殺されるのを阻止しようとしてくれたのはおまえだけ、
そういうジョンは、一緒に政府を叩き潰そうとロビンに持ちかけて……。

うん、好きですね。映画らしい映画で。
美男がいて美女がいて、頼れる相棒がいて、わかりやすい悪役がいる。
州長官役のベン・メンデルソーンなんて王道の悪役そのもの。
この人、善人役を演じているところを見たことない気がします。
整った顔をしたオッサンなのに、いい人役は回ってこないんですねぇ。
憎たらしくて憎たらしくて、最期は吊るされろと思っていました(笑)。
 
州長官と枢機卿が悪事を働いているっていうのは、
カトリック教会からクレームが出ないものなのでしょうか。
ローマ法皇が怒ってもおかしくない内容で、興味が湧きます。
 
原題が“Robin Hood”のところ、邦題の副題はわざわざ『ザ・ビギニング』に。
そーですか、続編やるんですね。あんまり意地悪な話にしないでね。
 
あ、ロビンがジョンの特訓を受けるシーンは
『巨人の星』の星一徹と飛雄馬親子を思い出してウケてしまった。(^^;

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