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『ザ・コンサルタント』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の21本目@西宮)

2017年02月06日 | 映画(さ行)
『ザ・コンサルタント』(原題:The Accountant)
監督:ギャヴィン・オコナー
出演:ベン・アフレック,アナ・ケンドリック,J・K・シモンズ,ジョン・バーンサル,
   シンシア・アダイ=ロビンソン,ジーン・スマート,ジョン・リスゴー他

フリーパス有効期限最終日に西宮で4本ハシゴの2本目。

同じくフリーパス所持期間中の飲み友だちのお兄さまが、
同じ回を鑑賞していたことが後日判明。
しかも座席はかなり近かった様子。なぜに気づかなかったのか。
このお兄さまとはお知り合いになる前に前後の列で観ていたということもあります。
ニアミスする人とはわりと何度もニアミスするものですね。

前述の『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』に続き、これもとても面白かった。
マット・デイモンベン・アフレックなら断然マット・デイモン派だし、
今もその気持ちに変わりはないですが、
『アルゴ』(2012)でベンを見直してからはいい役者だと思っています。

誰でもわかるはずだから、ネタバレにはならないと思いますが、
もしもものすご~く勘の鈍い人ならば、最初からネタバレになっちゃいます(笑)。

自閉症の少年と、彼を見守りつづけるその弟。
両親の間で少年の育て方に相違が生じ、母親は家を出る。
軍人である父親は、障害を持つ息子がどこででもひとりで生きていけるよう、
ありとあらゆる武術や格闘技を教え込む。

時が経ち、少年は大人に。
高機能自閉症の彼は、田舎町に小さな会計事務所を構えている。
クリスチャン・ウルフを名乗り、天才的な会計士として知る人ぞ知る存在。
顧客は裏社会を牛耳る強者ばかりで、
なぜウルフがそんな危ない社会と繋がりながら無事でいられるのか。

アメリカ政府当局のレイモンド・キングは退職間近。
仕事を辞めるまでにウルフについての謎を解き明かしたいと、
部下のメリーベス・メディナに調査を命じる。

そんななか、ウルフのもとには大手の義手義肢メーカー、
リビング・ロボ社から財務調査の依頼が舞い込む。
同社の社員で経理担当デイナ・カミングスが用意した書類に目を通し、
ウルフは多額の使途不明金があることを突き止めるが、
なぜか社長のラマー・ブラックバーンから一方的に調査の打ち切りを宣告される。
そしてその日以来、ウルフとデイナは何者かに命を狙われるのだが……。

冒頭の自閉症の少年が天下無敵の会計士ウルフなんですけど。
ね、ものすごく勘が鈍ければあの少年がこんなふうに育つとは思わないでしょ。

数学に特異な能力を持ち、かつ父親に鍛え上げられたおかげで、
高い戦闘力を備えているウルフ。
コミュニケーションに問題を抱えているから、
アナ・ケンドリック演じるデイナといい雰囲気になっていてもそれに気づかない。
そういうときのウルフ役のベン・アフレックがなんかカワイイ。

自閉症の息子をスパルタで教育する父親の姿に、
最初は母親寄りの考えを持ちましたが、終わってみればそうとは思えず。
自閉症児にできるわけがないと決めつけているのは私なのかもと思いました。

『劇場版 黒執事 Book of the Atlantic』を観てこんな執事がほしいと思ったけれど、
本作を観たら、こんな会計士がほしくなります。
会計士が必要な仕事なんてしていないけれど(笑)。

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