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『劇場版 仮面ティーチャー』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の20本目@梅田)

2014年04月03日 | 映画(か行)
『劇場版 仮面ティーチャー』
監督:守屋健太郎
出演:藤ヶ谷太輔,菊池風磨,ジェシー,岸優太,京本大我,前田公輝,柳俊太郎,
   六平直政,原幹恵,中谷竜,大政絢,萩原聖人,斎藤工,遠藤憲一他

前述の『LIFE!』とハシゴ。
原作の同名コミックも知らなければ、実写版のTVドラマもまったく知りません。
フリーパスポートがなければ絶対観に行っていないであろう1本。

TOHOシネマズ梅田のシアター4
すでに1日1回の上映になっているので、客も少ないだろうと思ったら、なんと満席。
99席中、男性はたった1人、見渡すかぎり、女オンナおんな。

荒廃する教育行政を立て直そうと導入された“仮面ティーチャー”制度。
普通の教師が生徒たちに暴力をふるうことは許されないが、
仮面を着けた教師にかぎっては暴力を用いた指導が認められている。
仮面ティーチャーが誰であるかは極秘、その正体が生徒たちに明かされることはない。

不良だらけの華空学院高校に派遣された教師の荒木郷太(藤ヶ谷太輔)は、
仮面ティーチャーでありながら、生徒とは心で向き合うべきだと考えている。
彼が担任する2年C組には、校外にも名を轟かすほどの武原金造(菊池風磨)と草薙圭吾(ジェシー)、
そしてM4と呼ばれる不良4人がおり、最初は突っかかっていたが、
いまでは郷太と信頼関係を築き、強い絆で結ばれている。

教育省の飯倉塁(斎藤工)は、そんな郷太の姿に感じ入り、
力のみに頼った仮面ティーチャー制度の見直し案を提出。
しかし、飯倉の上司である御堂伸彦(萩原聖人)はその案をせせら笑い、
力をもってしか教育現場の秩序は守れないと断言する。

御堂が華空学院高校にあらたに派遣したのは羅門公平(遠藤憲一)と阿南塔子(原幹恵)。
副校長としてやってきた羅門を見て郷太は驚く。
羅門はかつて不良だった郷太を立ち直らせ、あんな教師になりたいと思わせた恩師だった。

恩師との再会を喜ぶ郷太だったが、羅門は同じ人物だとは思えぬほど、
力のみによる指導をおこなって……。

仮面ティーチャーは郷太ともうひとりいて、生徒の圭吾もそう。
「生徒でありながら特例の仮面ティーチャー」って意味不明ですが、
この圭吾役のジェシーくんがなかなかイケてる。

“Kis-My-Ft2”の読み方すらあやふやだった私は、
郷太役の藤ヶ谷太輔くんのことももちろん知らず、
線が細すぎてタイプじゃないなぁと思っていたのですが、
観ているうちに格好良く見えてくるから不思議。
金造役の“Sexy Zone”菊池風磨くんも、ベチャッとした鼻と口元がカワイイ。
若者に混じって奮闘する遠藤憲一、辛そうに歩く姿は演技じゃないかもしれません(笑)。

「愛のない罰は残酷なだけ」、そんな台詞があったのは『孤島の王』(2010)でした。
あんなヘヴィーな作品と本作が同じことを言っていると思うと苦笑してしまいますが、
愛のない暴力は恐怖しか与えない。これホントですよね。
心がかよい合って絆が生まれ、その絆を守るために秩序が生まれる。

ふ、不覚にも泣いてしまった。(^^;

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