夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

2017年08月04日 | 映画(さ行)
『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(原題:The Mummy)
監督:アレックス・カーツマン
出演:トム・クルーズ,アナベル・ウォーリス,ソフィア・ブテラ,ジェイク・ジョンソン,
   コートニー・B・ヴァンス,マーワン・ケンザリ,ラッセル・クロウ他

日曜日はもっぱら伊丹で映画を観るのが日常化しています。
だって土曜日はいつも飲み過ぎで日曜日の朝はしんどいし、
こう暑いと街なかを歩くのも疲れるから、
ついついダンナが車を使わない日曜日は伊丹へ行くように。

そういえば、先週甲子園へ一緒に行った池田在住の友人が、
日曜日の伊丹・池田近辺で2度も私を見かけたと言っていました。
1度目は、友人も映画を観ようとイオンモール伊丹へ向かっていたとき。
2度目は、友人が映画を1本観てどこぞで買い物をした帰り、
2本観て箕面へ帰る途中だった私を国道171号線で見かけたそうです。

車から人はよく見えるものですが、車に乗っていて対向車の運転手に気づくものなのか。
友人曰く、「女性運転手なのにめっちゃ飛ばしてたから、
どんな人やろと思ってみたら」私だったそうな。
めっちゃ飛ばしてたのに顔わかったんかい!と思ったりもして。

いやはや、ここ数カ月でこっちが気づいていないのに「見かけた」と言われたこと、2度。
知らん間に見られていたなんてことがないように気をつけよう。無理か(笑)。

さて、トム・クルーズ最新作。
トムとラッセル・クロウの初共演というだけでワクワクします。

監督のアレックス・カーツマンはもともとは脚本家。
『アイランド』(2005)、『レジェンド・オブ・ゾロ』(2005)、『イーグル・アイ』(2008)、
それに“ミッション:インポッシブル”“トランスフォーマー”“スター・トレック”
“アメイジング・スパイダーマン”などなど、数々の大ヒットシリーズの脚本を担当。
トムの主演作ならば『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)なんかも
共同の脚本執筆者として名前を連ねています。
そんなカーツマンの長編2作目で、1作目は日本では公開されなかったから、
私たちが目にする監督作としてはこれが初めて。

古代エジプト。美貌の持ち主で戦闘力にも長ける王女アマネット。
王位を継ぐものと自他ともに信じていたのに、
父親である王に男児が生まれたため、女王となる夢が消えてしまう。
王座に執着するアマネットは、闇の神セトに魂を売り、
両親と生まれたばかりの男児もろとも一族を殺害。
神官たちはアマネットをイラクまで運ぶと生き埋めの刑に処す。

現代のイラク。米軍に所属するニックと相棒クリスは、無謀な偵察をするうち、
アマネットの棺が埋められた墓所を発見。
考古学者ジェニーの指示により、棺をロンドンまで運ぶことになったが、
墓所で邪悪な力に憑依されたクリスが、飛行機に同乗していた大佐を殺す。
飛行機自体もおびただしい数のカラスから襲撃され、墜落する。

墜落直前にニックが逃がしたジェニーのみ生存かと思われたが、
なんと霊安室でニックが息を吹き返す。傷ひとつない綺麗な体。
何が起こったのかわからないが、しばしば幻覚を見るようになったニックは、
ジェニーとともに飛行機の墜落現場へと向かう。

落ちた棺の中ではアマネットが目を覚まし、動きはじめていた。
ニックこそがアマネットを復活させた者。
アマネットはニックに呪いをかけ、操ろうとするのだが……。

ラッセル・クロウの役どころは、ヘンリー・ジキルという科学者。
実は2つの人格を所有していて、薬が切れるとハイドに変身。
優秀な科学者というものはえらいですねぇ(笑)、
変身しそうになると自ら薬を投与して症状を抑えています。

そこそこ面白かったけれど、トムのアクションは物足りない。
アマネットの思惑もイマイチわからず、う~ん、なんだか中途半端。
やっぱり終始キレ味のいいトムを見るほうが楽しいんだわ。
脚本家としてトム・クルーズのいいところがわかっていても、
いざ自分で起用するとなるとトムの見せ方がようわからんかったのかも。
このトムならば“ジョン・ウィック”キアヌ・リーヴスのほうが私は好きです。

「あわよくば続編をつくりたい」的なラスト。
これよりも面白い続編をつくってくれるならいいけれど、そうなるとも思えず。
ま、続編があればどっちみち観に行くとは思いますけどね。

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