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『アメイジング・スパイダーマン2』

2014年05月24日 | 映画(あ行)
『アメイジング・スパイダーマン2』(原題:The Amazing Spider-Man 2)
監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド,エマ・ストーン,ジェイミー・フォックス,デイン・デハーン,
   キャンベル・スコット,エンベス・デイヴィッツ,ポール・ジアマッティ,サリー・フィールド他

そろそろ終映の気配が漂う週、仕事帰りに観られそうな時間帯に上映あり。
日曜日に梅田へ出たさいに前売り券をゲットして、TOHOシネマズ伊丹にて。

リブートという言葉を知ったのは『ロボコップ』を観たとき。
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)は“スパイダーマン”シリーズの続編と認識していましたが、
世間ではこれもリブート作品と呼ぶのですね。

スパイダーマンとしてニューヨーク市民を守るピーター。
高校の卒業式の朝も街を飛び回り、唯一ピーターの素性を知る恋人グウェンは、
彼が卒業式終了までに来るのかどうか気が気でない。
結局、卒業生総代を務めるグウェンのスピーチには間に合わなかったが、
スパイダーマンから高校生に戻ったピーターは卒業式授与に滑り込みセーフ。
スピーチぐらい、あとでピーターだけにもう一度聞かせるわと笑うグウェン。

優秀なグウェンは、高校生のときから巨大企業オズコープ社の研究員。
そのオズコープ社の社長ノーマンが病死し、
ピーターの旧友で同社の御曹司ハリーが新社長として就任する。
父親を亡くしたハリーを元気づけようと、ピーターは同社を訪問。
8年ぶりの再会に、最初はぎこちなくもすぐに昔の仲に戻るふたり。

そんな折り、オズコープ社の電気技師マックスが社内で事故に巻き込まれ、
全身に電流を帯びた魔人エレクトロと化してしまう。
マックスが誰も気にかけない地味な社員であったのをいいことに、
古参の役員たちはハリーには知らせずに事故を隠蔽。
ところが高圧電流を自在に操れるようになったマックスは、社外へと飛び出す。

いたるところで停電し、街は大騒ぎに。
マックスにとってスパイダーマンは心のヒーローだったが、今や自分の敵。
ピーターの機転でなんとかマックスをねじ伏せ、マックスは凶悪犯罪者の収容所へ。

一方のハリーは、いまわの際の父親から、危険な遺伝子について知らされる。
なんとかしなければ自分も父親と同じ症状に陥って死ぬだろう。
回避するにはスパイダーマンの血液が必要だと思い込み、ピーターに相談するのだが……。

ハリー役で新たに登場するのは、若手注目株のデイン・デハーン。
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(2012)、『クロニクル』(2012)、
『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』(2013)と面白い出演作が続いています。

マックス役のジェイミー・フォックスは電撃魔人という珍しい役回り。
有能な電気技師なのに印象が薄く、この変身で初めて他人から認識される悲哀を感じさせます。
チビハゲ小デブのイメージがあるポール・ジアマッティの「ごつさ」にはビックリ。

トビー・マグワイア版スーパーマンと比べると、ユーモア色が濃く、
警官とのやりとりや消防士姿は茶目っ気たっぷり。
しかし、ヒロイン役のエマ・ストーンがこないなことになってしまうなんて。(;_;)

ピーターとグウェンが一旦別れて普通の友だちになろうという会話のなか、
ただの友だちになるための禁止事項、
これはきっと、「女なら、言われてみたいこんな台詞」
「その笑い方、禁止」。
だって、そんな笑い方をされたら友だちになんか戻れないもの。

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