夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

泣きのツボ(『スクール・オブ・ロック』追記)

2004年10月19日 | 映画(番外編:映画と音楽)
前述の『スクール・オブ・ロック』を観て、「なんで泣けるん?」と聞かれ、
『ラブ・アクチュアリー』(2003)を観たときも、私が号泣した場面はほかの人とは別。
泣きのツボって人それぞれのようなので、考えてみました。
私の泣きのツボは?
どうも私の場合、音楽が絡むと必ず泣く。

以前、某百貨店の催し物で
スコットランドの伝統音楽、バグパイプの演奏がおこなわれているところに偶然出くわし、
泣きそうになったことが。
演奏者はキルトの衣裳を着たオッチャンばかり。
誰もが微笑ましい表情で演奏を聴いているのに、
なんで私、泣きそうになってるの。

知人の子どもさんが所属する吹奏楽部のコンサートを公園で観たときもなぜか涙が。
ほかに泣いてる人がおらんのに、
サングラスを外してハンカチで涙を拭うのって結構恥ずかしかったりします。
でも、そこに人がいて、音楽が奏でられると、
それだけで胸にググッと迫るものがあるんです。

ただし、映画中で泣くことを強要するような
バックミュージックで盛りあげすぎのシーンはダメ。
作り手のあざとさが見え見えで、一気に冷めてしまう。
「ほら、ここ、泣くとこですよ、どうぞ~」みたいなやつ。
『A.I.』(2001)なんかはそうかも。

『スクール・オブ・ロック』は音楽そのものがテーマでありながら、
大袈裟に音楽が使われず、
でも音楽の虜になる子どもたちがいて、
みんな一生懸命で、「泣け」とは言わない、そこが大好き。
で、結局泣かされてしまう。そんな作品でした。

ついでに、幼い頃、世に数ある習い事のなかで
私が自ら習いたいと言った唯一のものがピアノなので、
ピアノには別格の思い入れがあります。
そのため、ピアノの出てくる映画には無条件に惹かれます。
『シャイン』(1995)、『海の上のピアニスト』(1999)、
『戦場のピアニスト』(2002)など、挙げるとキリがないけれど、
いずれも演奏シーンだけで涙が。

映画とまったく関係のない余談ですが、
“ピアノのきれいな曲を集めてみました”というコピーにつられ、
ミーハーやなぁと思いながら、CD『ピアノ・ソングス』をPart1,2ともに買いました。
「私が死んだら、お葬式でお経の代わりにこの曲をかけてね」と
ダンナに頼んでる曲も入ってます。

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