夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ニューイヤー・ブルース』

2021年12月24日 | 映画(な行)
『ニューイヤー・ブルース』(英題:New Year Blues)
監督:ホン・ジヨン
出演:キム・ガンウ,ユ・インナ,ユ・ヨンソク,イ・ヨニ,イ・ドンフィ,
   チェン・ドゥーリン,ヨム・ヘラン,チェ・スヨン,ユ・テオ他
 
シネマート心斎橋にて2本ハシゴの1本目は、いわば韓国版『ラブ・アクチュアリー』(2003)。
クリスマスから新年を迎えるまでの7日間の4組の男女を描いた群像劇です。
 
強行犯係の刑事ジホ(キム・ガンウ)は、ちょっと暴走気味なのが災いして配置換えされる。
異動先で対応することになったのは、ヒョヨン(ユ・インナ)の身辺保護。
ヒョヨンはフィットネストレーナーで、離婚調停中の夫にストーキングされているらしい。
 
契約社員のジナ(イ・ヨニ)は、長年貢いできた恋人にいとも簡単にフラれて傷心。
とにかく遠くへ行こうと、イグアスの滝に飛び込むつもりでブエノスアイレスへと旅立つ。
そこで出会ったのはワイナリーで働くジェホン(ユ・ヨンソク)。
 
旅行会社の店長ヨンチャン(イ・ドンフィ)は、中国人美女ヤオリン(チェン・ドゥーリン)と婚約。
小姑となる姉のヨンミ(ヨム・ヘラン)と韓国語を話せないヤオリンの意思疎通が問題だが、
まぁなんとかなるだろうと思っていたところ、部下が会社の金を持ち逃げしてしまう。
 
レファン(ユ・テオ)は片脚が義足のパラリンピック選手、国家代表のスノーボーダー
植物をこよなく愛する園芸家オウォル(チェ・スヨン)にプロポーズして大成功。
オウォルの稼ぎに頼らなくて済むようにエージェント契約をするが、
そのエージェントはレファンとオウォルの二人三脚美談に仕立て上げたがる。
 
こんな感じの4組です。
ラブコメに興味のない方にはまったくお薦めできませんが、
韓国作品好き、ラブコメ好きならどハマリするはず。
 
ブエノスアイレスの話では、レスリー・チャンの名前がたびたび登場するのも嬉しい。
『欲望の翼』(1990)についての会話もありますよ。
ユ・ヨンソクは私は初めて見るように思いますが、雰囲気が宮沢氷魚に似ている。
でも顔を見てすぐ思ったのは、「土田晃之に似てへんか?」です。(^^;
 
また、情けない顔が似合うイ・ドンフィは星野源っぽい。
そういえば『エクストリーム・ジョブ』(2019)でもひとり真面目に仕事をして怒っていましたよねぇ(笑)。
特筆すべきは、彼の姉を演じるヨム・ヘラン。
やっぱりこの頃は彼女の顔を見ただけで笑ってしまうようになりました。
 
みんな繋がっていて、みんなが幸せになる話はやっぱり良い。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『マトリックス レザレクショ... | トップ | 『雨とあなたの物語』 »

映画(な行)」カテゴリの最新記事