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『燃えよスーリヤ!!』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の7本目@西宮)

2020年01月22日 | 映画(ま行)
『燃えよスーリヤ!!』(原題:Mard Ko Dard Nahi Hota)
監督:ヴァーサン・バーラー
出演:アビマニュ・ダサーニー,ラーディカー・マダン,
   グルシャン・デーヴァイヤー,マヘーシュ・マーンジュレーカル他
 
前述の『ジュマンジ/ネクスト・レベル』を観たら帰るつもりでいました。
だってこの日はもう4本観たんだから。
でも、もう1本、観る体力と気力は残っていたので思い切って。
 
生まれたばかりの男児スーリヤを両親と祖父が連れて出かけたさい、
首飾りを狙うひったくりに遭った母親は事故死。
スーリヤは父親と祖父に育てられるが、難病を抱えていた。
 
彼の病気は先天性無痛症
殴られようが蹴られようが、何も痛みを感じない。
血が出ても骨が折れても痛くないスーリヤは、
そこら中を走り回って無茶をするから、生傷が絶えない。
 
父親はそんなスーリヤにゴーグルを着けさせ、
手足を縛って動けないようにする。
そうでもしなければスーリヤが何をしでかすかわからないから。
 
祖父はといえば、痛みとはどういうものかをスーリヤに教えようとする。
人に殴られたときは「痛っ」と言え。
自分を鍛えて強くなれ。そう言って、祖父はカンフー映画を孫に見せる。
 
いつしかカンフーマスターを夢見るようになったスーリヤ。
彼が憧憬と尊敬の念を持って見つめるのは、片脚の空手家マニ。
百人と戦って勝ったマニを勝手に師とし、いつか会いたいと願っていたところ、
マニの道場のポスターを貼る女性を見かける。
 
彼女はスプリ。いじめられっ子だったスーリヤの唯一の友だち。
運命の再会を果たし、生まれて初めて恋心を知るスーリヤだったが……。
 
巷の評価は低いなぁ(笑)。確かにちょっと評価に困るインド作品です。
カンフー映画へのオマージュというけれど、真面目なアクション映画とは言い難い。
コメディといわれてもそんなに笑えないし、ファンタジーっぽくもある。
ボリウッドらしさにも欠けて、踊りを見る楽しみもなし。
そしてちょっと長めの138分って、なんか寝そうですよねぇ。
が、まったく眠くなりませんでした。
私は嫌いじゃないけれど、人には薦めない作品ということになりそうな。
 
独特の間(ま)が苦痛でないかどうか。
がらがらの客のなか、1組だけカップルがいて、これはつらかろうと心配しました。
どちらが選んだのか知らないけれど、上映終了後に喧嘩になってないかなぁ(笑)。

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