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『恋を知らない僕たちは』

2024年08月27日 | 映画(か行)
『恋を知らない僕たちは』
監督:酒井麻衣
出演:大西流星,窪塚愛流,齊藤なぎさ,莉子,猪狩蒼弥,志田彩良他
 
公開初日の晩、イオンシネマ茨木にて舞台挨拶中継付きの回を鑑賞しました。
『赤羽骨子のボディガード』のときにも書きましたが、舞台挨拶付きの回を積極的に観るつもりはないのです。
なんなら、無しのほうが早く始まって早く終わるからいいくらいなんですが、
あってもなくても通常料金ならば、観るほうが得だという気はしますから。
 
登壇者は主要メンバーの6人全員と酒井麻衣監督。
俳優陣が可愛いのは当たり前のこととして、酒井監督もひらひらワンピースのよく似合う可愛い人。
若手を起用した青春映画の舞台挨拶を見ると、端っこに浮いたオッサンがいてそれが監督、
ということが多いから、女優と聞いても違和感ないような女性監督がいると驚きますね。
 
「演じさせていただきました」についてはもう書くまい。って書いてるやん(笑)。
中央の2人だけ「演じました」だったことをご報告します。
あ、酒井監督も「監督の酒井です」でしたね。これだけで好感度上がる私もおかしいけど。(^^;
 
原作は『別冊マーガレット』に連載されていた水野美波の同名少女漫画。
『虹色デイズ』(2018)の原作者もこの人だったのですね。
 
相原英二(大西流星)は別所直彦(窪塚愛流)と親友同士。
中学のとき、転校生が来たらしいとの噂に見に行ってみると、それは英二の幼なじみ・汐崎泉(莉子)だった。
転勤族の父親を持つ泉が戻ってきたことを知り、心が浮き立つ英二。
しかしそれを口にすることはなく直彦と泉の3人で過ごすうち、高校入学を前にまた泉が引っ越し。
しかも泉に想いを告白した直彦の彼女となって。
 
高校2年になり、なんとまた泉が戻ってくる。
直彦と彼女の遠距離恋愛は途切れることなく続いており、泉は今も直彦のカノジョのまま。
目の前のふたりを見ているのはつらいけど、ふたりとも大事な友だち。仲を壊すなんてできない。
 
ところが、泉の転入先の同級生・藤村小春(齊藤なぎさ)が直彦のことを好きになり、
あの手この手を使って直彦を自分のほうに振り向かせようと画策しはじめる。
気が気ではない英二は泉が傷つくことを恐れ、小春を監視するためにつきあおうと提案。
英二といれば直彦のそばにいられるから、小春もこの提案を即受け入れる。
 
一方、一見お堅い優等生で図書委員の池澤瑞穂(志田彩良)はひそかに英二に片想い中。
ギターの練習に邁進する見た目チャラ男の瀬波太一(猪狩蒼弥)は、瑞穂に想いを寄せている。
あるとき彼女の英二への想いに気づき、応援しようとするのだが……。
 
予告編を観たとき、大西くんの「俺とつきあおう」という声に変声期前かよとツッコミを入れたくなり、
いくらカワイイ顔をしていてもこの声じゃスベるなどと思っていました。
本編を観たら、まぁ大西くんの顔と声は合っているからそこまでの違和感はなかったけれど、
うーん、やっぱり私としては彼の声は無しやなぁ。向こうからお呼びでないか(笑)。
 
それも含めて、6人全員、私がすごくカッコイイとかカワイイとか思う面々ではありません。
そのせいでキュンキュン度には欠けるし、あざとすぎてどうでもいい。
どうでもいいなら観に行くなっちゅうことになるのですが(笑)、俳優の名前と顔を覚えるには役立ちます。
 
6人以外にはその他大勢の人が出てくるだけで、親が出てくることもなし。
小春を振る先輩モテ男子として登場するのが友情出演している小宮璃央で、彼演じるヒロくんは凄いですよぉ。
その日の気分でお昼に何が食べたくなるからわからないからと、
小春は学校の購買部で売っているおにぎりとパン全種類を買っています。
その中にハムカツパンがないと言って怒るヒロくん。
こんな奴、死んでしまえと思うけど(笑)、嫌われたくない一心でこんな要求に応えようとするのもアホです。
でもうんと若い頃なら、こういう気持ちになるのもわからなくはない。
 
つまり、「五分五分」が大事ってことです。

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