夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ダークタワー』

2018年02月22日 | 映画(た行)
『ダークタワー』
監督:ニコライ・アーセル
出演:イドリス・エルバ,マシュー・マコノヒー,トム・テイラー,クローディア・キム,
   フラン・クランツ,アビー・リー,ジャッキー・アール・ヘイリー他

109シネマズ大阪エキスポシティにて2本ハシゴの2本目。

前述の『今夜、ロマンス劇場で』が某レビューサイトで高評価なのに対し、
もうじき上映終了しそうな本作はあんまり評価が高くない。
どうしようかなと思ったけれど、なにせ私はアマノジャク。
一般的には低評価でも私の心の琴線には触れるかもしれません。
それに、観に行った人に尋ねたら、「わりと面白かった」との感想。
なんだか申し訳なさそうにそうおっしゃっていたのは、
私に薦めてもつまらないと思われそうとお考えになったのかも(笑)。

で、結果。面白いやんかっ。
『今夜、ロマンス劇場で』より私はずーっと好きでした。

原作はスティーヴン・キングの同名長編小説。
全7部構成だそうで、『IT』の原作ですらつまずいた私は、
そんな大長編にはとても手を出せそうにありません。

ニューヨークに暮らす少年ジェイクが毎夜見る同じ夢。
夢の中に出てくるのは、荒野にそびえる暗黒の塔。
それを守るガンスリンガー(=拳銃使い)と、
それを破壊しようとする黒衣の男が戦いを繰り広げている。

夢の中の塔が破壊されれば現実世界も荒廃すると考えるジェイクは、
母親に懸命に訴えるが信じてくれない。
そればかりか、父親を失ったせいで心を病んでいるのだと思われる。
母親と継父から施設に預けられそうになり、ジェイクは逃げる。

逃走中、ジェイクは夢の中で見た「中間世界」を発見。
そこへ飛び込んだジェイクは最後のガンスリンガー、ローランドと出会うのだが……。

たぶん私はもともとダークファンタジーが好きなんでしょうね。
この世界観、たまりません。

ローランドにはイドリス・エルバ
いろんな作品で見ているはずなのですが、あまり記憶になく。これでしっかり覚えました。
黒衣の男には、役作りのための激痩せからやっと元に戻ってきたマシュー・マコノヒー
何より良いのは、ジェイク役の子役、トム・テイラー。
『ルイの9番目の人生』の子役の彼と並び、美形でめっちゃ知的。

もっと長いこと観ていたかったと思えるぐらいがちょうどいい。
心で撃つっていいじゃあないか。

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