🎵 恥ずかしながら、 二孫のスーツ誂えを喜ぶ 【 さくら@婆馬鹿】 を、 なにとぞお笑いくださいまし！

２月２９日（土）　小雨降りやまず

突然、目が覚めた。
「えっ、９時５３分？」
乗るはずの電車は、９時３分の名張駅発大阪・上本町行きなのだ。

Ｏｈ,．ｍｙ　Ｇｏｄ！
没有法子!!

アラームをかけた携帯電話のマナーモードがかかったままで、起きられなかったという次第で。
上本町駅には、次男が車で迎えに来てくれているというのに、なんと、約１時間遅れの合流となる。

今日は、一度断られた二孫のフレッシャーズスーツのオーダーメイドに立ち会うことになっているのだ。

「これから先、本人の力でオーダーすれば良い」と言う次男と、「息子のことは親がしますから」とやんわり断ってきたカミさんの言い分に、「年金生活のばーちゃんの強ってのお願い！」と言って、今日に至った経緯がある。

それなのに、のっけから遅刻だなんて、実にシマらないね。

心斎橋を少し入った問屋街の一角のお店で、１時間以上もかけて採寸や布地選び、試着の繰り返しを重ね、二孫のスーツ選びが終わった。

中学時代に父親の転勤で九州の厳しい学校から大阪のゆるゆるの学校に転入した孫は、「大阪の子は、先生にタメ口で話すの、福岡ではありえへんかったわ」とたまに愚痴っていたが、いつの間にか落ちこぼれていた。（らしい）

問わず語りに「周りの皆が、学生服のボタンを外してるのにボクだけめっちゃ叱られるんや」「それは、あなたに伸びしろがあるからよ。先生に期待されてるのよ」と答えながら、心の中では「先生、生徒を【落ちこぼし】してはるのですね？」と責める婆であった。

落ちこぼれた彼が立ち直ったきっかけは、部活。
軽音楽部でベースギターとボーカルを担当していた彼に、同級生を中心にファンがつき文化祭では大いに盛り上がったという。

女子を中心とするファンの皆さんと、女の先生からかけられた「〇〇ちゃん、かっこ良かったね♪」の一言が、彼のヤル気に火を点けた。（らしい）

「落ちこぼれたこのまま高校生活を終えて、将来後悔したくないので、進学塾に行かせてほしい」と両親に頼み込んで塾に通い、当時話題を集めた『ビリギャル・坪田信貴先生』のケースに匹敵するような二孫の努力と集中力は、関西学院大学と同志社大学合格の結果を呼び寄せ、今また、就活の結果がフレッシャーズの人気TOP１０の企業に入社を許される、という快挙を呼び込んだ。

大学受験では、わずか３か月余で勝ち得た自らの努力の結果を、誇ることなく飄飄と、いつも謙虚で感謝の思いを「もう、いいから・・・」というほどに伝えてくる。

両親からは、婆のｂｌｏｇ－ＵＰに待ったがかかりそうで、ひやひやしながらの今夜の婆馬鹿を、読者の皆さま、なにとぞお笑くださいまし。
※さくらのウデのせいで、二孫のかっこ良さが伝わりませんが、背中が大きくお尻がきゅっとしまって、ほんと・・・

あ、失礼しました。
こんな婆馬鹿ばなし、聞きたくもないですよね。
いたく、反省しております。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

次男父子と別れて、ヨーロッパ通りの長崎堂に行く。
カステラの老舗は、このほど百年企業の仲間入りを果たされた。

周辺にけばけばしいビルが増え、往時の雰囲気が失われつつあるこの一角で、程良いバランスのたたづまいは、大阪芸術大学卒の社長ご夫妻の芸術的なセンスが存分に生かされ、レトロモダンの外観は、旧の社屋を懐かしむさくらでさえ、新時代に向けた取り組みに期待をつないでしまう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

予感は、見事当たりました♪

ショウウィンドウに並んだ、春限定の桜のお菓子。
豪華で晴れやかで、来る春を一足早く満喫できそうな、同社デザイナーの荒木志華野さん（さくら的には、天才少女・茂野ちゃん♪）デザインによる商品パッケージも、他の追随を許さない出来栄えで♪

ほんとうに。

桜ぜりぃ、桜餡のどら焼き。
買って帰って、どなたといただこうかしら？