♪亡夫の実印で私の印鑑登録を…

　　　　　　　　　　　２月７日(水)

訳あって自分の印鑑登録が必要になり、市役所に亡夫の実印を持参した。
市民課の受付で係の女性が、えっ？という顔をし、「あ、別の方の氏名入りの印鑑は使えないんですぅ」と気の毒そうに…。

えっ、今も私は亡夫の庇護のもと、日々を過ごしているんです。
毎朝晩、「お父さん、おはよう！」　「今日も一日、ありがとう」などと挨拶をし、彼の遺族年金でひとり暮らしの遣り繰りをし、ありがたくありがたく、生かされているんです。
…なのに、なぜ？

分かりきったことを非常識を顧みず、役所のカウンターで言ってみる。
もちろん、周囲の誰にも聞き取られないような小さな声でボソボソと。