さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ ブロ友さんからの小包は、 隙き間封じの詰め物からシールまで、 心配りが行き届き・・・ 

2023年08月05日 22時17分32秒 | さくら的非日常の日々
8月5日(土)  晴

ブログを通じて2年ほど前からお見知りいただいているブロ友の嶋氏から、先週、涼菓を頂戴した。

お届けいただいた埼玉・大宮の涼菓もさりながら、氏の思いの籠もった行き届いた包装の仕方に、いたく心を打たれた。

外箱は、大阪・心斎橋の長崎堂の『A PHANTOM OF THE MOON』(幻月)、淡い色調ながら一目で、同社の荒木茂野さんの作品と判る。
さくら♪が、日ごろから長崎堂贔屓なのをご存じで、敢えて外箱に使ってくださったようなのだ。

外箱の底にはウレタンのシートを敷き詰め、隙き間には緩衝材のエアーぷちぷちが整然と詰められている。 四隅を固定した5㌢ほどのシールテープは、すべて両端が3㍉ほど折り曲げられ、外しやすくなっている。

温かい思いやりの籠もった贈り物を頂戴し、心にゆらゆらと、幸せの灯がともる。

ブロ友・嶋さん。
お会いしたことはないけれど、律義で心優しく気配りの行き届いた方なのだと知れる。
                    ◆
長崎堂の跡取り娘として生まれ育った茂野さんは、幼いころから絵画の天才と称され、とりわけ朝日放送の玉井孝アナウンサー=1929(昭和4)年11月~ 2016(平成28)年12月=からの評価は高く、度々取材されてテレビに登場しておられた。

長じてからは大阪芸術大学に学び、卒業後は長崎堂のデザイン一切を手掛け、経営にも参画しておられる。 美しき【男前女子】である。

過去ログから、茂野さんのご紹介を改めてしてみたい。
ブロ友の嶋氏にも、いつか、お見知りいただきたいから♪

♪京都室町・御池の辺り、「然花抄院」は癒しの場!
2009年10月07日 00時06分56秒 | さくら的非日常の日々

お昼前まで、室町の和菓子司・然花抄院(ぜんかしょういん)の茂野ワールドにとっぷり浸かっていた。

大阪周防町・ヨーロッパ通り、長崎堂さんの長女・荒木茂野さん・貴史さん夫妻が、乾坤一擲の和菓子屋さんを開店されたことは、先月案内状が届いて知っていた。

外見も内装も、保守の黒と革新の白で統一された心意気のお店。
明確に棲み分けたデザインが、格調と矜持と優しさを醸す。

京の古い町家の風情を大切に残しつつ、すっきりと変身させたオールドモダンの心地よさに心身を包まれ、【然カフェ】と名付けられたサロンで、目の前の大きな窓ごしに緑青々の芝生の中庭を望む。

「ご注文は?」
「然カステラとお煎茶!」

然カステラは、直径15㌢ほどの紙焼きカステラで、カステラ1ホールに9個の有精卵が使われているという。
そのせいか卵のうまみが色濃く残り、ぽってりと重い、存在感のあるお菓子に仕上がっている。

カステラの老舗から、次世代が生み出した【菓子イノベーション】。
茂野さんは、夫君の貴史さんとともに大阪芸術大学出身のキャリアを持ち、色に形に独特の茂野ワールドを醸し出す手練れで、たしか昨年もイタリアビエンナーレで受賞をしておられた。

さくらは、平成2年に『風のように 炎のように~時代を創ったMr.たち』を上梓、その本の装丁を手がけてくださったのが茂野さんであった。
「桜とピンクをあしらってほしい」と希望を出しておいたのに、それらの希望は一顧だにされず、けれども、完成度の高い満足の仕上がりとなった。

「広野さん。3人のMr.(松下電器の谷井昭雄社長、アサヒビールの樋口廣太郎社長、関経連・宇野収会長)の生きざまを読ませてもらったら、この装丁になったのよ」と、若き日の茂野さんは目をキラキラさせて言ったのだった。

中庭の緑は目に優しく、向かいの高い建屋は白と黒のコントラストも潔い。

次の予定があって、長居が出来なくて残念~。
改めて、行ってみたいお店♪
    ※然花抄院室町本店 https://zen-kashoin.com/muromachistore/ 
    ※長崎堂  https://home.kingsoft.jp/type/web?page=1&keyword

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
埼玉県大宮 (かーこ)
2023-08-07 17:05:48
八月五日 私が中国の武漢漢口で生まれた日です。そして私の母の生まれ故郷は 埼玉県大宮です。 ほんとにご縁を感じます!
返信する
価再利用再利用が出来ました。 (fumiel-shima)
2023-08-07 18:41:20
さくらさん、こんばんは。

>温かい思いやりの籠もった贈り物に、心に
ゆらゆらと、幸せの灯がともる。

お届けする相手の方への敬意を・・という意味を
含め、どんな物でも大切に扱おうと思う私の些細な気持を過分に褒めていただき恥ずかしいのですが、さくらさんの鋭い視点とその感性に今日も驚かされました。

外箱は以前、後輩がその気持を込めて贈ってくれた物をありがたくいただき、感謝の気持も込めて、
美的感覚や美術に関する知識が全く無い私でも何かを感じていつかこの箱を再利用しようと保管していたもので月日の経過によって劣化も見られたのですが、今回、最高の形で再利用できたことを嬉しく思います。

心斎橋の長崎堂さんの情報を改めて知ることが出来ました。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (嶋さんへ)
2023-09-01 23:29:47
大切なブロ友・fumiel-shimaさんのことを、お名前の一字を採って「嶋さん」と、勝手に呼ばせていただく。
その方が、【文武両道で筋力抜群で大人のバイクライダーで、思いやり深い愛妻家】に相応しいと思うから。

嶋さん。
長崎堂の貴重なパッケージに感激し、
お店に一報を入れました。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (かーこちゃんへ)
2023-09-02 00:26:24
遅ればせの、お誕生日おめでとうございます。
この世に生まれ、あなたに出会えてうれしいです。
中国生まれとは知りませんでした。おおらかなお人柄は、その故なのですね。
母上の故郷・大宮は、10年ほど前に所用で出かけ、駅構内の大きさに驚き、その後の再開発でまた一層の進化を遂げているようで、目が離せません。

ご縁って、気づけばどこにでも糸口は見つかるのですね!
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