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1月15日(水) 曇のち雨
シャッターチャンスを逸したけれど、今岡真義前NTT西日本大阪病院総長先生を囲んで、がん患者群の「いのち」をテーマにしたがん・なんでも相談は、いつものように弾ける笑いと活発な意見のやり取りに終始した。
今日は、病友の樋口さんが所用で、東村さんが膝の病変で、その他それぞれの事情でお休みとなり、年末に膝の手術を受けたタカミさんが元気に戻って来られて、今岡先生が驚いておら . . . 本文を読む
10月19日(土) 雨のち晴れのち驟雨
10月の名張市がん・難病相談室には、お天気のせいか来所者はおられず、以前から調子の悪い電話の留守電をメモしながら聞き取る。
3本の電話番号が残されており、うち1本の固定電話は「現在、使われておりません」、もう1本はご不在のようであった。
3本目の携帯電話もご不在のようであったが、折り返し女声の返信があった。
少し怒気を含んだ応答にの訳は、ほどなく知れた。
「この通話は、昨年のものだと思います。 つながらないので伊賀市に連絡し『難病指定はされていません』と言われ、その後主人は亡くなりました!」と奥さまらしい声が、無念のご主人の様子を教えてくださった。
もしや、その時に繋がっていれば語主人さまの死期は替えられなかったかもしれないけれど『何らかの安心情報は必ずお伝え出来た』との思いが強く、
自宅に戻ってから改めて調べた結果を、奥さまの携帯電話にSMS配信させていただいた。
週明けに、市役所の「がん相談」管轄部署に連絡して、改めて電話の受送信状況を正していただくようにしよう、と思いを新たにしている。
T氏のご冥福を祈らせていただき、奥さまのお心安かれと願う。
◆
朝から降り続いた雨が午後には晴れ間に変わり、青空に白い雲が流れる秋日和となった。
バイクで名張市勤労者福祉会館に生き、露天の駐車場を割けて会館の入口にバイクを乗り入れた。
まさか、この後、秋の驟雨に見舞われるとは思いもよらなかったけれど、なぜか、屋根のあるエントランスにバイクを置いたおかげでぬれずに、頬。・
こんな小さな運の良さもg、とてもありがたくうれしく感じられる。
幸せのハードルを低く設定して置くって、いいねっ!
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8月17日(土) 晴
8月の名張市がん・難病相談室。
開設してすぐに、男性が来所された。
82歳。とても自立心の強い方で、生活のすべてを自分で繰り回しておられ、見たところ70代前半のようにみえる。
見た目はお若く、車の運転も家事全般も手中にしておられるけれど、病の進行は進んで「喋れなくなりました」と。 . . . 本文を読む
5月18日(土) 曇、薫風爽やか
令和初の「名張市がん・難病相談室」は、市の勤労福祉会館1F小会議室で、午後1時から4時まで開かれる。
窓の網戸とドアを開け放ち、吹き込んできた爽やかな薫風で肺胞を満たす。
最初の仕事は、留守番電話15件を聞き直すこと。
なかに、相談室のリピーターさんが施設のベッドから寄せられたと思しき鬱々と悲しい1件に、心塞ぐ思い。
「せっかくご一緒に明るく前向きな生き方を見つけたのに、わずか3か月の入所生活で【ご先祖返り】してしまわれたのね」
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老女の闘病日記・日に新た日に日に新たなり
人はなぜ、病むのか?人はなぜ生きるのか?なぜ、死ぬのか?