23枚目 Klaus Schulze

◎『TIMEWIND』(1975年) Virgin Record ・Made in England 輸入盤専門店で購入
[Side One]
1.Bayreuth Return (30:22)

[Side Two]
1.Wahnfried 1883 (28:37)

　日本盤のレコードの帯には「リヒャルト・ワグナーに捧ぐ」とあるように曲名はワグナーに因んだもの。1883年はワグナーの没年である。シュルツェの最高傑作ともいわれている。　2006年にボーナスディスク付きで出たリマスターCD 2枚組もすでに廃盤状態でAmazonでも高値が付いている。プログレの名盤には間違いない。
　クラウス・シュルツェというより「TIMEWIND」に惹かれて輸入盤で購入した。これほどダリを思わす、ジャケットと音がマッチしたアルバムも中々無い。
　そして危険なアルバムである。心拍数に変調をきたす場合もあるので、心疾患の既往のある人や精神的に不調の時には聴いてはいけない。
　長距離を走る高速道路では事故を起こす可能性があるので車中で聴くのは自己責任でしてほしい。真夜中にヘッドフォンで聴くのは、不眠症をきたす可能性もあるので、お勧めできない。
　かといって気持ちが高揚した時に聴いても如何なものか？。まあ平常な精神状態の時に聴くなら大丈夫であろう。
　Side OneのBayreuth Returrnは、やっかいな曲で、最後まで聴かなければ聴いた“意味が無い”曲でもある。
　年に数回は、自宅のオーディオ装置で、大音量で無性に聴きたくなる魔物のようなアルバム。・・・by Mr.UNIVERSE