minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

彼と最初にホテルに行った時(2)・・・事務所にて

2006年02月14日 | 彼と最初にホテルに行った時
 彼の経営する会社は地元では名の通っている企業であり、社長ともなると大変多忙である。したがって、この事務所にやってくるのは火曜日と木曜日だけで、その他の日は、本社で仕事が詰まっている。わたしの主な仕事は彼に性的な奉仕を行うことで、キャリアウーマンを目指していたわたしとしては全然物足りないけれども、それで生活が成り立っているのだから文句は言えない。彼なりにセックス秘書の効用と必然性があるらしいが、それがどれほど役に立っているのか疑問だ。前任者はどんな気持ちで彼の相手を務めていたのだろう。

 彼の名前は「太田 正彦」という。わたしが寝起きする「事務所」に、彼が運転手付きの社長専用車でやってくるのは、朝9時ピッタリだ。わたしはそれまでに制服に着替え、モーニングコーヒーを淹れて来室をお待ちする。そうそう、本社ではここのことを社長の秘密基地と呼んでいるのだそうだ。わたしのことも正式に秘書課の職員として登録されていて、本社からは毎朝、社長のスケジュールなどが記載された事務連絡のFAXが入る。秘書のひとりとして、社長がここにいない時でも、社長のスケジュールくらいは把握しておかなければならないという考えらしい。

 彼が部屋のドアを開けて入ってくると、わたしは間髪を入れず、「おはようございます」と深々と頭を下げ、挨拶をする。そういう時、彼は大抵「ああ」と鷹揚な返事をすると、わたしに近づき、わたしを抱きしめる。そして、わたしの顔を上げさせると有無を言わせず、ディープキスをする。彼の手はわたしの胸と股間に差し込まれ、わたしの身体が反応して、乳首が勃ち、股間が濡れるまで、指による蹂躙は終わらない。わたしの身体は感じやすくできているのか、そんなことをされるとすぐに濡れてくる。

 わたしが潤ったことを確認すると、彼はわたしを社長室の机の前に引き立て、両手を机につき、尻を掲げるように命令する。わたしがそうすると、彼は背後からスカートを腰まで捲り上げ、パンストしか付けていない下半身を、明るい朝日の差し込んでいる社長室に剥き出しにする。

 いつものことではあるが、わたしはこの瞬間が一番恥ずかしい。もはや朝一番の儀式ともなっているが、わたしの女であることの根本を洗いざらい見られているような気分になるからだ。

 彼はパンスト越しにわたしの濡れた花弁を撫でてから、くるりと薄皮を剥ぐようにパンストを太腿まで剥き下ろす。そして、彼も下半身だけ裸になると、勃起したものを一気に挿入してくる。

「はあぁぁぁぁ」

 わたしは思わず喘ぎ声をあげてしまう。正直に言うと、この瞬間が一番感じる。一日中、彼にセックス奉仕するのだが、この瞬間に勝る快感は、まだ得られたことがない。ここまでは、まるで夢の中の出来事みたいに感じてしまう。だが、残酷にも彼は、わたしが濡れそぼり盛り上がってきたところでペニスを抜き去ってしまう。その代わりに、ワイヤレスリモコン付きローターを挿入する。そして、それに蓋をするようにパンストを元通りに引き上げるのだ。

「はうぅぅぅぅ」

 わたしはいかせて貰えなかった無念さに加え、ローターの装着によってセックス秘書であることを思い知らされ、夢うつつの世界から現実世界に引き戻される。
 彼がわたしに指示を出す時には、この装着されたローターで遠隔操作するのである。わたしは、このローターによって操られるのだ。

 短く3回震動したら、コーヒーを淹れろという合図だし、短く1回震動したら、口で奉仕しろという合図。震動しっぱなしになったら、セックスするという具合だ。ほかにもいろいろと取り決めがあるが、いずれにせよ、女の中心部に直接震動が加えられることで彼の意思が伝達される仕組みそのものが、セックス秘書であるという事実をわたしの心に深く刻み込む。ほかの女秘書と比べ法外なお給料をいただけるのは、女としてのプライドも何もかも捨てたこういう特別な犠牲への代償なのだ。

 彼はそういうわたしの心理的葛藤を眺めるのが楽しみらしい。わたしが嬉々として彼の指示に従うだけではなく、たまに屈辱に歪んだ表情を見せると、彼は異常に欲情する。欲情した彼に組み伏せられ、わたしは一瞬抵抗しかけるけれども、ハッと気付いて力を抜く。その時の彼の残忍そうな嬉しそうな表情ときたら、悪趣味だと思うが仕方がない。彼は勝ち誇ったように深々と挿入し、ゆっくりと腰を動かしながら、わたしの顎の下に手を入れ貌を上げさせると、ディープキスを要求する。悔しいけれど、そこまでされると、急にあそこが濡れてくるのだ。彼にもそれが判ってしまうから、わたしは自暴自棄になるしかない。彼の口唇にむしゃぶりつくと、腰を合わせ激しくグラインドさせる。そして、絶頂を極めさせられてしまう。

 放心状態のわたしから彼はさっさと身体を離し、自分だけ身繕いすると机に向かう。よくもあんなに簡単に気持ちを切り替えることができるものだ。一度、彼にどうしてなのかを半分詰り気味に半分恨み気味に訊いたところ、「あの後の数分がいいんだよ。頭が冴え渡って、とんでもなく良いアイデアが浮かぶことがあるんだ。それで我社存亡の危機を乗り切れたこともあるくらいだ。ここの存在価値はあの数分にあると言っても過言ではないのだよ」と答えてくれた。ああ、そうなのか、それがわたしの価値なのかと思った。

 彼の放出した精液が股間にぬるぬると気持ち悪い。しかし、彼からの命令でそのままの状態でパンストを着用しなければならない。シャワーで洗い流してもいいのは、彼から特別な許可があった時だけだ。毎日、何度も中出しされ、彼の精液でわたしの股間は見るも無残な状態に汚れてしまう。

「君みたいに綺麗な娘が、こんな格好で汚されたままになっているのを見ると、ひどく興奮するんだ。まあ、これもお手当てのうちだと思って我慢してくれ」

 わたしは諦めるほかなかった。そもそもセックス秘書になることを承諾したあの瞬間にわたしの身体はわたしのものではなくなったのだ。

 あの日、わたしは彼から指示された病院にひとりで出向いた。避妊リングを装着してもらうためだ。前任のセックス秘書も同じように避妊リングを装着していたという。手術台の上で股を大きく開いてリングを装着された時、わたしは自分自身を彼に売り渡したのだと悟らざるを得なかった。

 人生にはさまざまな局面が用意されている。わたしがこんな局面に立たされているのも、恐らくあらかじめ決められたことであり、それをわたしがどのように乗り越えていくかでわたしの価値が決まるのだ。どんなにつまらないと思えるようなことであっても、また、どんなに最低だと思えるような生活であっても、生きていられるのなら、それだけで値打ちがあるのだとわたしは自分に言い聞かせていた。

(続く)


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1 コメント

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参考になります (しろがね)
2007-10-24 22:50:34

わたしの知っている・・・

病院では

iを10万円で取引されています

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