MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 四万十の宿 ㉕ 2020 

2021年03月04日 | お遍路好き(修行・高知)
四万十の宿

この日はおそろしく近い距離です。12Km!!
健脚で40kmペースだったら足摺岬への足がかりとなる宿まで行けると思います。
私には無理だと思った事と通りたい遍路道がありました。

下田港から対岸の初崎まで渡し舟のお遍路道があると言うことことだったのです。
お遍路マップにもその船頭さんへの連絡先が出ています。

そんなルート上に泊まってみたい四万十の宿がありました。
建築的に勉強になりそうな宿でした。

でも結構お高い♪

どうする?!
そこで出会ったのが365日貯金です。
その日にちに合わせてその日にちの金額を貯金していくと6万ちょっと貯まるというものです!
日々のちょっとの貯金で6万貯まるのです!おすすめです♡
完全には埋められなかったのですが、それでも5万円ほど貯まりました(^^)v

入野松原を散策しつつも案の定、到着が早くなりすぎる結果に。
しかしながら、道を確認する私に声をかけてくださる方がいたり短い道のりにも出会いがありました。
宿までもう少しのところで丁度お昼の時間だったので珍しくお店に立ち寄りました。
茶楽やまもと屋さんです。
何かでチェックしていたお店です。
パンが美味しいとあったと思います。定食も魅力的でしたが、焼きサンド??ホットサンドを注文。
もちろん美味しかったです♪
後から入店してきた地元の人らしい二人組みの方は二人ともアジフライの定食を注文していました。
ちょっと気になる(^^;)漫画や雑誌もいっぱい置いてあって地元の人の憩いのお店かな?という印象です。
おかげで私もゆっくり出来ました。雑誌の中にはムーもあったりして手に取ったことが無かったので読んでみました。
オーナーは同じ世代の人かな?太田旅館でもそんな話になったし。ムーと縁のあるお遍路かも(笑)
のんびりするにも限界がやってきて出発です!
焼サンドの付け合わせのミニトマトが美味しかったのですが、レジの横にトマトが売っていました。
聞いてみると同じトマトとのこと、購入しました。
このお遍路4袋目のミニトマトです♪ けっこう食べたな~。

このあたりはオシャレなお家が何棟かあり、目の保養になりました。
ハワイ?!みたいなお家もあったし、モダンな感じのお家もありました♡
そうこうしているうちに、あっという間に到着してしまいました。
なので、宿の前を通り過ぎて土佐西南大規模公園でしばしのんびりしました。

こんな時間も大切ですね。

チェックインが可能な時間が来たので宿へ向かいます。
温泉棟と宿泊棟と違う建物になっていました。
建物の構造に樹をモチーフにしたデザインが印象的でした。
宿泊棟は2階建で中庭を囲うように建てられています。
黒い壁を基調としていて落ち着いた雰囲気です。
温泉棟は地元の常連さんで賑わっていました。
温泉に浸かって夕食をいただきにレストランへ向かいます。
すると最後に泊まりたかった三原町のどぶろくが特別に用意されていました。
三原町のどぶろくの民宿に泊まりたいと思っていたのですが、
泊まりたい宿は予約が入っていたり、予約を入れられたところは年齢的に引退を考えられていたのか、
最終的に断られてしまいました。

三原町が最後の宿だったのでここでこのどぶろくをいただくのを楽しみにしていたのです。
その宿とは違う酒造所のどぶろくでしたが美味しくいただきました。
よかった♡
一人で泊まるにはリッチすぎる宿でしたがのんびり出来て良い時間を過ごせました。

抜けて行くにも広い入野松原の県立公園


地図を確認しているとフタイロカミキリモドキの雄。きれいな玉虫色でした。


生垣アーケード!!


タイヤや岩、U字溝で作られた客席にも見える場所かありました


ウラジロの芽が目のよう


茶楽やまもと屋さんの焼サンド


木をモチーフにした構造の四万十の宿


展望コーナーがありました。星が見えるかな?


中庭を囲むように建てられた宿泊棟


頂くことが出来た三原町のどぶろく


四万十のりの天ぷらは美味でした♡
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歩き遍路 入野松原 ㉔ 2020 変化に富んだ美しい海岸線を進む

2021年03月02日 | お遍路好き(修行・高知)

こぶしのさとに一枚の絵が部屋に飾ってありました。(トップ写真)
丸っこい島の絵です。。なんだか可愛らしい♡なんだろう?どこにあるんだろう??気になりつつ出発です。

宿から5kmほどの所にある伊与喜という駅の近くで国道から離れる遍路道があったのですが工事の為に通行止めでした。
この道を通ると熊井トンネルというレンガ造りの古い趣のある隧道を通ることが出来ます。
(今はもう通れると思います)

残念!

しばらく進むとなぶら道の駅が現れます。建物のデザインも素敵で目を引きました。
トイレポイント、明神丸のカツオも頂けるようなのでお昼のポイントとしても魅力的です。
町なかにはいると宇宙船のようにも見える建物が現れました。
初めて見るスタイルの津波避難タワーでした。
8階建ての高さで景色もめちゃめちゃ良いようです。しかし、階段で登るようです。
津波避難タワーはすべて屋外の塔という印象ですが、ここのタワーには宇宙船のように見える室内が部分がありました。
確かに!ここに逃げてしばらく外に出られない環境になった場合、ただのテラスよりも助かるはず。利用価値も上がるはず!
と感心しながら橋を渡り始めた時です。。。

?!

あれは!あの絵の島???

海側の橋の向こうに見覚えのある丸っこい山が見えます!
海だから、島だ!

確認したく足が進みます!
海に出て確認するとまさしくあの絵とそっくりの島でした!
鹿島という島でした。
一帯を鹿島ケ浦といって大きな公園がありました。
とてもよく整備されていてのんびり出来そうな公園でした。
あの絵の島だ!絶対!!何かすごいものを発見した気分です!
こんな前振り。。粋だなぁ。嬉しくてたまりませんでした。

次に現れたのは塩田です。
シンプルな建物なのに海の景色と合わせて印象的で素敵でした。
売っているのかな?と近づくとこの日はお休みの様でした。
少し外から見学。
土佐の塩丸さんといいます。
この後の宿でこちらのお塩を使ったおかきなどを買って食べてみました♪美味しかった♪♪
その後、お塩も見つけてお土産に買って帰りました。

海沿いの国道は日影が無いのが辛いところ。。
歩みを進めるとお遍路休憩所や大師堂でよくみられる寄棟の屋根が見えて来ました。
あそこで少し休憩しようと思って近づいていくと・・・なんと。
個人邸?!インドネシアの東屋ガゼボでした。。(涙)
景色も良くて気持ちよさそう~💗
一度休憩したいと思うとその気持ちは高まります。
するとその先に可愛らしい水色の何か懐かしい感じもする建物が見えて来ました。
ビックマリーンとあります。景色も良さそうです♪
民宿かと思ったのですが、一角がカフェになっていました。
ここで休憩しよう!
入ってみると地元のおじさんたちがのんびりとそれぞれの時間を過ごしていました。
景色の良さそうな窓側の席はそのおじさん達で埋まっていました。
遠慮して少し離れた場所へ。
コーヒーフロートを注文。ストローとアイスをすくうスプーン、それらの下にひいてあるナプキンもどこか懐かしい。
昭和の終わり頃を思い出す感じでした。
建物もその頃に流行ったサーファーズハウスのようなイメージです。
SEA DOGって覚えていますか?流行りましたよね??そんなことも思い出しました。

元気になって出発です♪
砂浜が広がっています!浮鞭海岸とあります。ウミガメが産卵をする浜辺とのことです。
緩やかな気持ちよさそうな浜辺ですが、離岸流があって泳いではいけないようです。
浮鞭大師堂が現れたら宿のある入野松原のある県立自然公園まであと少しです。
公園に入ってからがまた遠かったです。
グランドや球場があったり、畑もありました。
そして宿のネスト・ウエストガーデン土佐に到着!
25kmの道のり、荷物はこぶしのさとさんが運んで下さったので楽だったのですが、ヘトヘトになりました。
系列の宿のようでしたが雰囲気は全く違う宿でした。
一巡目で出逢ったお遍路さんがお勧めしてくださった宿です。
洋風です♪中庭にはハーブの花壇があります。
お部屋にはコメントと一緒にそのローズマリーのハーブが添えてありました。
大きな大浴場もありました。日帰りも出来るようです。
夕食の前に少し浜辺を散歩しました。
綺麗な貝や鳥の足跡、波の文様。癒される時間を過ごすことが出来ました。

おすすめの宿です。

しゃれたデザインの建物 なぶら道の駅


宇宙船?!津波避難タワー


あれは?どこかで見た形!


こぶしのさとの部屋にあった絵と同じ!


鹿島ヶ浦の美しい公園


土佐の塩丸さんの塩田


塩田の様子①


塩田の様子②


おかきを購入♡


土佐の塩丸さんと違うスタイルの塩田もありました。


遍路小屋かと思ったら個人宅のガゼボでした。。


民宿ビックマリーンさんの一角にカフェ


懐かしいスタイル♪


ウミガメさんが訪れる美しい浜辺


桜が咲いていました


入野松原の公園は広い!


宿が見えて来ました


宿の近くから浜辺に出てみます


癒される海辺


鳥の足跡


海の足跡


朝の海はキラキラしていました
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歩き遍路 37番札所 2巡目 ㉓ 2020 みちぞい物語、猿田彦の命の業?の再会

2021年03月01日 | お遍路好き(修行・高知)
岩本寺
一巡目ブログ

朝はコーヒーと須崎で買ったパンの残りを一つ食べ、
居心地の良かったGUEST HOUSE 40010さんを出発しました!
道の駅が見えてきたところで逆打ちのお遍路さんが向かってきます。
何処から?の質問で答えると同じ市の方でした。
「もうお遍路さんには会えないかな。首都圏は緊急事態に入ったからね。」とお遍路さん。
そうか。。ただでさえ少ないけど、首都圏の人はもう出発できないか。。
お互い気をつけて行きましょうと健闘を祈って別れました。

本日は18kmと短めです♪少し窪川の道を散策したいななどと思っていました。
短い距離とはいえパン一つでは心もとないので道の駅 あぐり窪川で朝食をと思っていましたが、食べたいと思っていたメニューが無く断念。
しかしながら、その隣に「ゆういんぐ四万十」という農協のドライブイン?があり覗いてみる事に。
すると窪川高等学校とコラボした「ゆずカツオ」のおにぎりを見つけ、頂くことに。
外には大きな椨(たぶのき)がありその木を眺めながら頂きました。

元気が出たところで岩本寺に向かいます。
このお寺はプロアマ問わず全国から奉納された575枚の板絵が飾られた花天井が見どころです。(トップ写真)
そして技術的に価値のある円柱の「歓喜天堂」が注目です。歓喜天、夢をかなえるゾウのガネーシャが祀られています。
このお寺にはアルコール消毒器が設置されていました。
なのでその他は通常通り利用できました。ありがたい事です。
ゆっくりとお寺をお参りして出発です。

窪川を散策したい。。。
ラーメン屋さんに昔ながらの喫茶店、古民家カフェ♪
ラーメン屋さんには時間が早く、昔ながらの喫茶店には結局入る勇気がなく、旧都築家別邸を再生した古民家カフェ「半平」に行ってみる事にしました。
お遍路に行く前に調べた時は高知も感染が増えていて休館となっていました。
のぞいてみると別邸は見学できそうです。お店もオープンしていました。
しかし、カフェで使っているだろう正面の座敷には人がいません。。
おそるおそる覗くと事務所に人影があり、やっているか尋ねると「どうぞ」と案内をしていただきました。
入って右手に行くと物販コーナーがありました。
しかし、どこがカフェの入り口なのか分かりません。
すると障子の引き戸から声がしました。これまた、恐る恐る開けると正解でした!
窓側の席に通され、美味しそうなパフェと自家製のジンジャーエールと食べてみたいもの飲んでみたいものを注文!
抹茶とかコーヒーにすればよかったかな???すっかり冷えてしまいました。
しかしながら、どちらも美味しかった💗
裏のお庭も素敵でのんびりとした時間を過ごしました。
本日の宿まではあと12kmほどなのでゆっくり出来たのです。
建物の見学も少しさせていただき、今日の宿に向かって出発です。
次の38番札の足摺岬までは先が長いのです。。。一番長いと聞きました。

国道を進む途中、弘法大師と小坊主さんの像が目印の場所から旧遍路道に入ります。
道なりに進んで行くと明らかに人の敷地?!「窪川町環境美化センター」とある門がありました。
またまた覗き込むと向こうの方にお遍路の道標を見つけました。。
通って良いんだ!こういったシチュエーションは本当にドキドキします。
しばらく進むと歩き遍路道が現れました!
高知では少ない歩き遍路道!山道ではありますが、曲がりくねった国道を近道で進めます。
中古車販売の裏手に出てきました。お遍路さんの休憩所もありました。
しばし休憩!
国道は緩やかなようでけっこう登っていたりします。宿につくとけっこうヘトヘトになっていました。
この日の宿は土佐佐賀温泉 こぶしのさとです。
敷地内に大師様の像もあるりっぱな遍路小屋もあったので、野宿の方もここの日帰り温泉を利用して遍路小屋に泊まるの良いかもしれません。
チェックインをして部屋に案内される途中、次の宿を聞かれました。
答えると関連する宿らしく、荷物を運んでくださるとの事、一瞬迷いましたがこれも何かの縁、お願いする事にしました。
温泉を頂き、施設内のレストランで食べたいメニューを見ていると、お遍路さんが入って来ました。
韓国からの留学生です!安芸に向かう途中で出逢った男の子でした。
一緒に食べるのも変かな?などと考えつつも声をかけると、ベジタリアン?らしく食べられるメニューが無かったようで出て行ってしまいました。
意外とペースが一緒だったのだと知ります。次はルートが違うだろうしもう会えないかもしれない。
何か出来る事はないかな??と思いました。先ほどの遍路小屋にテントを張っているようでした。
ずっとマスクをしていない様子だったのでマスクを持っていないのかな?と思ったので、ホテルのフロントで売っていた手づくりマスクを購入して、
「これから通る方向に感染者が多く出ているみたいだから」と渡すと、持っているとの事。。

役立たずでした。シッパイ!

仕方ないですね。。安全を祈ってお別れしました。

それにしても宿の少し手前、拳の川休憩所の横にあった「四国遍路みちぞい物語」の看板にあったのですが、猿田彦の命の業だったのか?!
その近くに猿田神社があり、失ったものや再会なども叶うらしい。
ここで「そういえばあの男の子とは結局合わなかったな」などと考えた気がする。
今度、白豆腐をお供えにいかないとですね。

ゆずカツオおにぎりを食べた「ゆういんぐ四万十」


シンボルツリーの椨(たぶのき)


結局入る勇気が無かった昔ながらの喫茶店


旧道標がお店に馴染んでいた


仁王門が見えて来ました


アルコールが設置されていました


境内の様子


本堂


大師堂


歓喜天堂


旧都築家別邸 古民家カフェ「半平」


旧都築家別邸


旧都築家別邸 居間より庭を臨む


カフェコーナーの様子


メニューも可愛い


美味しかったミニパフェとドリンク(裏庭を愛でながら)


ミニ浸水橋


大師様の小坊主さんを見かけたら左へ


環境美化センターに侵入


右方向の道を進むと遍路道が現れます


歩き遍路道の様子


国道の上を通過


竹林もあり、のどかでした


自動車販売会社の裏手に出ます


段々畑


こぶしのさとの遍路小屋


神々しく大師様が迎えてくれます


夜は利き酒とおつまみを頂きました(うつぼの唐揚げは外せません。。)


朝は土佐ジロー


猿田彦の命の看板
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