ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

夏の後姿

2008年08月17日 22時05分49秒 | 生活
この週末はお盆ということで
お墓参りと、父のお見舞いに
Uターンラッシュにもまれつつ、ふるさとへ。

少し曇りがちだったものの、
ふるさとの空は青く優しく、
少し秋を気配を感じさせる雲が
ゆったりと流れて。



初夏の頃には背の低かった稲も
今ではこんなに大きく伸び、
とんぼがたくさん飛び交っていました。



お墓参りの間中、
近くの木立からはひぐらしの声。
カナカナカナカナと鳴く
どこかもの淋しげな鳴き声は
夏が少しずつ後姿になりつつあることを感じさせて。

この夏は、本当にいろいろな方から
直に、またメールやお葉書等でも
励ましのお言葉を頂きました。
お一人、お一人の温かなお心に触れ、
あまりに嬉しく、ありがたくて、
何度も何度も読みかえしたり、
思い返したりしています。
心に何度も何十回も、ありがとうの言葉を念じつつ。

またそれ以外でも
このブログを見て下さっている方がいるということに
わたしは、たくさんの励ましと喜びを頂いています。
本当に、本当に、ありがとう。

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終戦の日に

2008年08月15日 21時35分24秒 | 仕事・職場
連日オリンピックでは
人間の美しい戦いを存分に堪能する一方で
仕事では、人間の闇にも向かい合わざるを得ない日々。
中でも、遠くグルジアで始まった、悲しい戦闘。

本当は日々の中の「美しいもの」「柔らかなもの」を
拾い集めるブログにしたいと思っているのに
この幼い少女の瞳が訴えかけてくるものから
どうしても心をそらすことが出来なくて。


(photo: AFP/Kazbek Basayev)

この女の子は戦火の南オセチアから
ロシア領へ逃れてきた、小さな小さな難民。
おもちゃも、遊び場も、友達も奪われ
この幼い子の心に無理矢理刻みこまれた恐怖を
正当化できる大義って、なに?


(photo: Reuters/Gleb Garanich)

これは首都トビリシから程近いガリという街の
激しい戦闘で子供を失った母親。
この母親から子供を奪い、その命を奪うことを
正当化できる正義って、なに?

グルジアは事実上独立を宣言した南オセチアを
武力で押さえ込もうとし、
南オセチアを支援するロシアは、
そのグルジアを武力で制圧しようとした、
その裏にあるのは、石油の利権や米露の覇権争い。
わたしにはそのどこにも、正義のかけらすら見えない。

そんなに戦いたければ
オリンピックででも、存分に戦えばいいのに。
オリンピックも、そもそもが代理戦争。
大統領同士が、好きなだけ取っ組み合いでもしたらいい。

自分たちは安全な舞台裏に身を隠し、
罪もないたくさんの母親や子供たちの上に
爆弾を落とす、そんな正義なんて。

救いはグルジアとロシアの選手が
オリンピックの競技の後に肩を抱き合ったと云うニュース。
国よりも、民族よりも、正義よりも、大義よりも
大切なものを分かち合える希望を
示してくれた気がして。

地球上でのすべての戦いが
過去の負の遺物となる日が一日も早く来ますようにと
今日のこの終戦の日に、ささやかに祈ります。

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人間の美しさ

2008年08月13日 21時26分35秒 | 生活
オリンピックの開会式も圧倒的で
本当に美しかったけれど
競技が始まると、つくづく感じます。

勝っても、負けても
人間ってどうしてこんなに美しいのだろう、と。
この夕陽に輝く夏の雲にも負けないくらいの
空の高みにも通じる、尊さ。

お盆休みがないわたしは
もっぱら夜のニュースで
ハイライトを少し見るだけだけど。
それでも十分に伝わってくるものがあって。



とても言葉では表現できないけど
鍛え上げられた肉体もさることながら
その肉体に宿る、磨き抜かれた魂の美しさ。
挫折も辛苦も、なめつくした精神力の
透明なまでの強さと、その裏にある脆さ。

普段ニュースや新聞を埋めているのは
人間の醜さ、残酷さ、強欲さばかりだけど
オリンピンクのおかげで
人間の素晴らしさでいっぱい。

オリンピックのおかげで
人間がもっともっと好きになりそうな
そんな気がする毎日なのでした。

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カモの親子、再発見

2008年08月11日 18時47分12秒 | 花・自然
6月28日に紹介した近くの小川のカモの親子だけど
無事に成長しているのを発見
もうすっかり大きくなって
どれが親なのかも、分からないくらい。



夕方だったのと、じっとしてくれなかったのとで
あまりうまく写せなかったけど
わたしが見たところでは、全部で6羽。
確かあの時はヒナ鳥が7羽いたから、
全部ではないものの、殆ど無事だったみたい。

こんな住宅地の中でも
自然の生命が育まれているっていうのは
何だかとても、うれしいな。
木や、草や、花や、鳥や、虫や、
たくさんの生命に囲まれて生きている、
ただそのことが、うれしいな。

元気に育ってくれて、ありがとうね。
旅立ってしまう前に、また会えますように。

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みみにゃんの受難

2008年08月10日 17時06分31秒 | ねこ
昨日は淀川の花火大会。
うちのベランダからも、小さく見えるので
のんびり涼みながら、名残の夏を楽しみました。

そして一夜明けて、今日もこの残暑。
こうなったら、ということで
年に1回の、みみにゃん受難の日に決定。

毎年夏には必ず1度はシャンプーしてるおかげで
年毎に馴れてはきたというものの
当然ねこは、濡れるのは嫌い。
シャンプーなんて、大嫌い。
みみにゃんにとっては、
災難以外の何者でもないのは分かっているのだけど。

でもシャンプーするとふわふわになって
いい匂いになるのがたまらなくて
わたしは毎年、やってしまう。
許してね、みみにゃん。



シャンプーが終わってタオルドライした後
ドライヤーは簡単に済ませて、やっと解放。
濡れてスリムになったみみにゃんは
あっちをなめ、こっちをなめ、
半日がかりで、大忙し。



ようやくふわふわになった頃には
疲れ果てて、午後中熟睡。

それでも咬みもせず、爪も立てず
わたしのすることを、信じてくれていた。
はー、、参った、参った、と
心の中で思ったには違いないだろうけど。

コメント (2)
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