17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
このあたりの桜もいよいよ満開。
柔らかな風は春をふくんで
爛漫の春が始まりました。
先日朝にスロージョギングをしていたら
後ろからハイスピードでウォーキングしてきた
同年代の女性に声を掛けられました。
「理想的な速度で歩いてらっしゃいますね。」
えっと、超スローなのは認めるけど
一応これでも走ってたんですけど(汗)
そ、そんなに遅かったのね、わたし。
それでも褒められれば悪い気はせず、
しばらく一緒に話しました。
彼女は走り始めてから3年目(!)で
今ではフルマラソンに参加するのだとか。
わたしはフルどころかハーフも無理で
たぶん5㎞くらいが限度かなあ。
歩いてるようにしか見えない速度で、
しょぼすぎる距離しか走れないけど、
これからも健康のために出来るだけ
スロージョギングを続けるつもりです。
このところ急に暖かくなって
日中などは、春めくどころか、
初夏を思わせるほどの陽気。
本当は、季節の移り変わりは
もう少しゆっくりがいいんだけどな。
テレビでニュースをつければ
胸が締め付けられる映像ばかり。
気がつくと手をぎゅっと
握りしめていることもしばしば。
時々意識的に情報を遮断して
心を休めないことには
無力感に圧倒されてしまいそう。
こんなことが21世紀のこの世に
起こってしまうなんて。
目の前で、こんな不条理が
まかり通ってしまうなんて。
個人がやったら許されないことも
国がやるのは止められない。
個人がやったら罰せられることも
国がやったら罰せられるだろうか。
それでも、Life goes on。
私は私の人生を続けなくちゃ。
今目の前にある自分の日々を
まずはちゃんと生きなくちゃ。
自分にそう言い聞かせながら
日常の中で気持ちを立て直す。
希望はロシア国内での抗議の声。
その声が国を動かしますように。
平和が再びもたらされますように。
犬猫の保護活動をしている
塩田妙玄さんという尼さんが
ブログにこう書いてらっしゃいました。
(写真:©UNICEF)
「ウクライナの防空壕にいた、
猫を大事に抱きしめていた小さな女の子は
いつまで猫といられるのだろう。
銃声が響く中、避難している人の背後から、
ずーっと聞こえていた犬の吠え声。
あの子は鎖くらいは、放してもらえただろうか。
大きな犬と車に乗っていた男性は、
犬とどこまで車で行けたのだろう
私たちは、知らなければならない。
家族もいて、家も、空調も、ふとんもあり、
食べ物は町にあふれている中で、
うちの子と暮らしている奇跡を。
うちの子を大事にできる奇跡を。
1頭の犬が死んだことを
1匹の猫が死んだことを
安全な場所で十分に泣けて、
悲しみに沈める空間があるという豊満を。」
本当にその通りだなあ。
みいみと最後まで暮らせた幸せ、
みいみを安全な家で看取れた幸せ、
みいみの死を心ゆくまで
悲しむことが出来た幸せ。
今、ウクライナの人々には
失われてしまったことばかり。
ウクライナに一日も早く、
平和が訪れますように。