ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

一周忌

2021年10月30日 23時29分00秒 | ねこ
今日はみいみの一周忌。
あの愛しい子がいなくなってから
もう、1年が経つなんて。
一時嵐のように荒れ狂った哀しみも
今では穏やかなものになったけど
やっぱり涙はこぼれてしまうなあ。



でもどれだけ哀しくったって、
涙がこぼれてしまったって、
あの子がくれた無条件の愛情と
幸せな時間に比べれば何でもない。

生まれてきてくれてありがとう。
私の元に来てくれてありがとう。
私と生涯を過ごしてくれてありがとう。
私を大好きでいてくれてありがとう。
私に最期を看取らせてくれてありがとう。
今も変わらず私の心の中にいて、
私の心を温めて続けてくれて、
心から、心から、ありがとう。
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大島弓子さん

2021年10月27日 20時39分00秒 | 趣味
大好きな漫画家の大島弓子さんが
文化功労者に選出されたとの知らせは
とてもうれしいニュースでした。
十代の感受性の豊かな時期に
珠玉の大島作品に出会えたことは
私にとっては宝もののような出来事。



最近はすっかり寡作な作家になられ、
猫との日常ばかりを描かれているけど
中期の頃の繊細で抒情的な作品は
今でも時折読み返したくなります。



大島弓子さんは他の漫画家と比べると
社会的評価がついてこない感があって
私にとっては、遅すぎるほどの選出。
それでもお元気なうちでよかったし、
自分の感性も認められたような気分。

50代のわたしの奥底にも今も息づく、
柔らかで繊細な少女のような感性を
形作った1つが、大島弓子さんの世界。
これを機に、あの優しい世界に触れる人が
一人でも増えることを願っています。
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ちゃんと抱えて

2021年10月22日 20時06分00秒 | 生活
かつて5年日記をつけていたけど
年々怠けものになってしまって
今ではより書く欄の少ない
10年日記をつけています。
しかも毎日ではなく、時たま。

10月は特にページを開くのがつらい。
去年の今ごろのつらく苦しい日々が
嫌でも目に入ってきてしまうから。
思い出すたびにつらくなって、
つい日記を書く手が止まってしまう。
1年経っても私はまだまだ情けない。



情けないことは、ほかにもいっぱい。
若い頃は、50代、60代になったら
悩みや迷いなんかなくなって
肝っ玉母さんになるのかと思ってた。
でもいざその年齢になってみると
悩み、苦しみ、迷うことばかり。

若い頃は自分のことでいっぱいで
悩みや苦しみもそればかりだったけど
みいみや家族のことのように
今は自分だけじゃなくなったから
悩み苦しみはむしろ深くなったかも。
自分ではどうしようもないことで
胸を痛めたり、苦しんだりして。
体だって若い頃のようにはいかない。

それでもそれなりの成長はあるのかな。
若い頃には受け止めきれなかったことを
今はどうにか受け止められているから。
苦しみながら、もがきながらでも
こうして毎日生きているんだから。

60代、70代になったらなったで
またそれなりの苦しみはあるだろうけど
ちゃんと抱えながら生きられますように。
そして笑顔になっていられますように。
そのためには、今は今の苦しみと喜びを
ちゃんと抱えて生きなきゃね。
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これからの社会

2021年10月16日 11時10分00秒 | 社会
コロナ禍になって1年半以上が経ち、
在宅勤務生活は、今も継続中。
でもジムや美容院、病院に通る頻度も同じ。
外食する頻度も微減した程度で
テラス席や座席間隔の広いお店を
選ぶようになったくらいで、
コロナ禍や緊急事態宣言下でも
あまり大きな変化はなかったかも。



一番大きかったのは考え方の変化かな。
行かないと出来ないと思っていたことが
行かなくても出来ることも意外に多くて。
以前なら参加出来なかったイベントにも
家からリモートで参加出来るし、
職場じゃないと出来ないと思ってた仕事も
やってみたら結構家でも出来たりして。

この変化は勿論わたしだけじゃなくて
社会全体で起きてることだけど
コロナ禍の後の社会はどう変わるのか
わたしにはまだまだ見えてはこない。
欧米はコロナ前に戻りつつあるようだけど
ただ元通りに戻るだけなのかなあ。

出来ればそうじゃないといいなと願ってる。
とても快適とは言えない通勤電車や、
ほとんど儀礼的な挨拶まわりや、
顔つなぎだけが目的の出張などは、
なくてもちゃんと社会は回ることが
コロナ禍で折角分かったのだから。
そこから、誰にとってももっと優しくて、
意味のある社会になるといいなと
社会の片隅でひっそりと祈っています。
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美しい10月に

2021年10月06日 19時57分00秒 | ねこ
バタバタしているうちに
10月になってしまいました。
ブログが1カ月半休眠状態の間に
すっかり秋めいて心地よい季節。
お天気続きで夕焼けもきれい。



でも10月末はみいみの命日。
いなくなって1年も経つんだなあ。
だから10月はこんなに美しいのに
どこかぬぐいようがなく悲しい。
みいみの抜けた穴はいまだに埋まらないし、
この先一生埋まることはないでしょう。
私は胸に開いたこの悲しい穴を
抱きしめるようにして生きていく。

たかが猫くらいで、と思う人がいても
私は何も言うつもりはない。
「たかが猫くらい」を愛した日々が
どれだけ幸福だったか知ってるから。
私の胸に開いた悲しい穴からは
愛おしい日々の思い出がこぼれてくる。
溢れんばかりに、こぼれ出てくるから。
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