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ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

音楽の喜び

2025年04月05日 10時44分06秒 | 音楽・アート

先日、ご近所友だちに誘われて

近くの教会で開催された、

ドレスデン合奏団の演奏会に行きました。

チャリティーコンサートということで

寄付金は能登の被災者の方々へ。

 

 

小さな教会にこれだけの奏者が醸し出す

さまざまな弦楽器の芳醇な響きは

空間を満たし、体も心も満たし、

魂を浄化させるような美しい音色でした。

神様にも届いて、その恩恵まで降り注ぐよう。

 

 

音楽に詳しい人が聞けば

名だたるオーケストラとは

比較にならないかもしれないけれど

根源的な音楽の喜びや美しさを

十分に堪能できた幸せな夜でした。

 

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トルコ・エーゲ海旅行 カッパドキア編

2024年05月27日 07時16分48秒 | 音楽・アート
数日前からトルコを旅行中。
着いたら夜だから、と
機内では殆ど眠らなかったのに
深夜1時過ぎにホテルに着き
2時過ぎにベッドに入ったら
4時過ぎに大音量のアザーンで
(祈りの時間を知らせるアナウンス)
叩き起こされる羽目に。
イスラムの国に来たことを実感した
かなりスパルタな旅の始まりでした。



でも泊まったホテルは、趣ある
世界遺産カッパドキアの洞窟ホテル。
弾圧されていた初期キリスト教徒が
岩をくり抜いて隠れ住んだ住居跡。

部屋は平らではなくて
洗面所やリビング、寝室が階段で繋がれ
窓も小さいからひんやりと薄暗い。
朝日に浮かぶ気球を眺めての朝食も
貴重な経験になりました。



カッパドキアはキノコ状の奇岩群で
別世界感にあふれた不思議な場所。






最大1万人が住んでいたという
幾つもの地下都市もあって、
時空を飛び越えたような経験でした。

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ガラスの宇宙

2024年02月25日 09時44分20秒 | 音楽・アート

先日、仲良くさせて頂いている

同じマンションのお友達2人と

展示会とランチに行ってきました。

 

 

ガラス作家のノグチミエコさんの作品は

ガラスの中に宇宙が煌めいている。

見ていると作品の中に吸い込まれそう。

神の視点で見た宇宙はこんななのかしら。

 

 

繊細なレースのような螺旋や水泡が

生命のはじまりをも感じさせる。

そして水をテーマにしたランプシェードは

透明な花から露がこぼれる瞬間のよう。

 

 

その後ランチしてケーキでお茶して

同世代ならではのおしゃべりを4時間。

たまたま同じマンションというだけなのに

不思議と共通点も多く、気も合って。

何かの時にはお互い様ということで

助け合いましょうねと言って下さる有難さ。

 

これから老いを迎える年齢を迎えたからこそ

これからもこうしたお付き合いを

末永く続けていけたらいいなあと思っています。

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街角のピアニスト

2023年11月27日 14時30分04秒 | 音楽・アート

最寄り駅の改札を出たコンコースには

誰でも自由に弾けるピアノがあって

子供らがよく弾いているのだけど

先日コンコースに響いていたのは

とてもアマチュアと思えぬ美しい調べ。

 

一体誰が弾いているのかと近寄ったら、

頭頂部の髪が薄く、上下とも作業着を着て、

足元には作業カバンのような物を置いた、

正直とてもピアノを弾くように見えない、

作業員風の中年の男性でした。

 

 

朝の通勤時間とあって、足を止める人もなく、

私も時間に追われて立ち止まることも出来ず

思い切り後ろ髪を引かれながら、

それでも必死に耳を澄ませて聴いたけど、

朝の光がきらきら光るしずくになって、

ピアノからこぼれ出るような美しく澄んだ音色。

その光り輝くしずくが流れとなって溢れ出し、

コンコース全体を満たすような美しい調べ。

 

こんな美しい音楽を奏でていたのが、

音楽には縁のなさそうな中年男性であったことに

うまく言えないけど、胸を打たれてしまって。

この男性の人生に何があったか分からないけれど

あれだけの演奏が出来るまでになるには

相当な時間をピアノに費やしてきたはず。

あの繊細な旋律を紡ぎ出す魂を胸に抱えたまま、

作業員姿で日々を送っておられることに

感動というか、人間の美しさを見た気がして。

 

またいつかあの男性が街角ピアノを弾く場面に

偶然、出くわすことが出来たなら、

今度は何があっても足を止めて最後まで聴きたい。

そして精一杯の拍手を送りたい。

そんな日がどうかどうか訪れますように。

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佐渡さんとの再会

2023年11月04日 12時41分30秒 | 音楽・アート

昨夜、近くのホールで、佐渡裕さん指揮の

シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会、

「ブラスの祭典★2023」を鑑賞してきました。

佐渡さんが多治見に来てくださるなんて

懐かしいやら、うれしいやら。

 

 

レスピーギのローマ3部作は知らなかったけど

アフリカンシンフォニーは圧巻でした。

野球の応援で聞くのとは全く別の曲に思えるほど

壮大で、荘厳で、迫力ある広がりが感じられて。

 

 

コンサートの最後には楽器持参の観客が

全員ステージに上がるように促され、

「星条旗よ永遠なれ」の大合奏がありました。

そんな情報を全く知らなかったので

「え?どういうこと?」と周囲を見回すと、

多くの観客がどこかに隠していた楽器を取り出し、

わらわらとステージに上がっていくから驚き。

楽器を持たない観客も一緒に手拍子をしたりして、

想像もしてなかったような楽しいコンサートだったから

次にまた行く機会があれば、

私もタンバリンか鈴か、何か持参しなくては。

 

 

会場の出入口では、CDだけでなく、

「めっちゃ高いアメちゃん売ってます~」という

なんとも関西ちっくな掛け声とともに

1缶1,000円のキャンディーも売ってました。

あまりに面白いから写真だけ撮りましたが、

買わなくてごめんなさいね、佐渡さん。🙇

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