ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

夏太り

2017年07月30日 15時27分00秒 | 健康・癒し
今年の夏は、くもりがちだけど
その分、蒸し暑い日が多い。
朝、職場に着くまでに汗だくで
1日のエネルギーの半分を消費。
仕事どころの騒ぎじゃない。

主観的には、完全に夏バテで
胃腸の調子も不安定なのに
なぜか食欲は落ちないんだなぁ。
でもって、甘いものもやめられない。



おかげで、夏痩せするどころか
体重はウナギのぼりの天井知らず。
自己最高をかるーく突破して、
未知の領域を、果敢に邁進中。
しかも夏場はむくみやすいから、
夜の体重は、もはやホラー。

楽しみを我慢してまで長生きしたいか?
人生の幸せは長生きすることだけか?
なんて問いかけも、かなり言い訳。
食べる楽しみも、楽しむための時間も、
ついでに言えば、わたしの体重も、
ほどほどにしないとなあと思う夏でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィガロの結婚

2017年07月23日 21時55分00秒 | 音楽・アート
今日は夏のお楽しみ、佐渡オペラ、
モーツァルトの「フィガロの結婚」を見に、
芸術文化センターに行ってきました。
オペラ、という高尚感がぶっとぶくらい
ゲラゲラ笑える楽しいオペラ。

(センター前に、はためくノボリ)

モーツァルトらしいきらきらした音色が
計算され尽くした美しい舞台空間に躍動して
オープニングから一気に引き込まれました。
誰もが知っている有名なメロディーが
次々出てきて、それだけでもウキウキ。

なのに、あらすじは吉本新喜劇並み。
スケベな貴族とスケベな召使が繰り広げる、
なんともバカバカしい恋愛コメディ。
下らないあらすじと脱力系の歌詞に対して
この上なく美しく、音楽性の高いハーモニー。
そのギャップが、モーツァルトだなあ。
「もう、わけわからん」と言いながら
何度大笑いさせられたか。

(エントランスに並ぶ美しい花々)

今日は千秋楽だったから、
閉幕後の最後のアンコールでは
客席はスタンディングオベーション。
背景の映像では幾つも花火が上がり、
花吹雪も舞いながらの賑やかな幕切れ。

きっとモーツァルトのオペラって、
貴族をコケにして、憂さを晴らして
こんな風に手をたたいて笑いながら
庶民が楽しむものだったんだろうな。
着飾って観るのもオペラだけど、
こうして普段着で楽しむのもオペラ。
いたずらなモーツァルトと一緒に
お祭り騒ぎをしたような一日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老い

2017年07月17日 16時18分00秒 | ねこ
しみ、しわ、白髪の3拍子に加え、
肩や腰に痛みに悩まされたり、
久しぶりに夏バテしてしまったり、
自分自身の衰えも年々切実だけど
13歳と半年になる、みいみにも
私以上に老いが迫っているみたい。

糖尿病を発症してからは
体重も1㎏以上は落ちてしまった。
特に後ろ足の筋肉はげっそり痩せて
最近ではつまづくこともしょっちゅう。
ジャンプ一発で飛び乗ったベッドにも
ずり落ちて登れないこともあって。



出来ないことが増えていくごとに
みいみはいい子になってゆく。
乗っちゃダメなところにも乗らず、
しちゃダメなことはしなくなり、
どんどん聞き分けが良くなってゆく。
それが私には淋しくてたまらない。

もっともっとやんちゃしてほしいのに。
高いところに飛び乗ってほしいのに。
壁を蹴ってジャンプしてボロボロにしたり
ベッドに飛び乗って起こしてほしいのに。

仔猫のようなまんまるな目をしてるのに、
仔猫のような甘えた声で鳴くのに、
かわいい、愛らしいままなのに、
それでもみいみの老いは疑うべくもない。

ジャンプもせず、悪さもせず、
老いることを嘆くこともせず、
季節が巡るように、老いを受け入れ
年を取っていくみいみの姿を見ていると
みいみほど達観することができず、
いつかみいみを失う覚悟もできず、
時々私は無性に涙がこぼれるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕の日に

2017年07月07日 22時01分00秒 | 花・自然
都心では殆ど見られないというツバメも
わたしの街では見ない日がないくらい。
商店街の軒先やビルの入口には
かわいいヒナが並んだツバメの巣。
もう子育ても2巡目を終えた頃だけど
まだ何組かは子育てしているみたい。

(うまく撮れないのでこちらから借用)

各地で大雨を降らせた梅雨も終盤。
今年も夏越しの大祓を終えて、
昨日の朝には、ベランダで
この夏初めての蝉の声を聞きました。
まだダミ声で、ちょっと遠慮がち。

「雨が降っても『ありがたい』、
そう思えるようになるのに
私は70年かかりました。」
あるシスターが仰っていました。

鬱陶しい雨も、恐怖の猛暑も、
ありがたいと思えたら幸せだろうな。
私がその境地にたどり着くには
まだまだ相当かかりそうだけど、
せめて、雨の日の楽しみ、
暑い夏の楽しみをいっぱい見つけて
夏を迎える準備をしましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする