ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

みみにゃんの受難2015

2015年05月31日 21時04分00秒 | ねこ
そろそろ動物病院でも犬の
フィラリアの予防接種ラッシュが
一段落したのでは、と見込んで
嫌がるみみにゃんを連れて予防接種に。
これがとんでもない大誤算。

動物病院は外にまで患者があふれ、
結局1時間半くらい待つハメに。
9割がチワワ、ミニチュアダックス、
ウェルッシュ・コーギーなどの小型犬。
運動機能に問題がある子も多く、
足が麻痺して輪のついた歩行具や
ベビーカーに乗せられた子も。

そういえば、昨日の朝日新聞によると
日本では特定の犬種に人気が集中する上
ブリーダーの意識の低さが原因で
犬の遺伝子疾患の多さが
世界でも突出しているのだとか。
それを目の当たりにした気がして。

(布団にもぐったままのみみにゃん)

みみにゃんは鳴きくたびれながらも、
無事に予防接種と健康診断を終了。
よっぽど怖かったのか、帰宅後、
私の肌掛けの中にもぐってお昼寝。
真冬でももぐって寝たりしない子なのに。
それとも遺伝子疾患の小型犬の子たちの
切ない鳴き声がつらかったのかも。

みみにゃんにとっても、私にとっても
なかなかの受難にはなりましたが、
ブリーダーさんたちの意識が上がって、
かわいそうな犬たちが減ることを
願わずにはいられない一日でした。
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バラに会いに

2015年05月24日 19時14分00秒 | 花・自然
今日はさわやかな初夏の陽気に誘われて
自宅から約10km、自転車で片道1時間の、
伊丹市の荒牧バラ園までサイクリング。
武庫川沿いの道は緑のグラデーションが美しく、
週末は歩行者・自転車専用になっているから
走っていると、心も体も緑に染まりそう。
川のせせらぎの音も耳に心地よくて。



1時間かかってお昼頃たどり着いた、
関西最大級と言われるこのバラ園には
約250種、1万本のバラが今を盛りと
色とりどりに、咲き匂っていました。
実際どこを見ても、バラ、バラ、バラ。
こんな場所が近くにあったなんて。



この優雅な気品あふれるバラは、
ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ。
今は亡きダイアナ妃の、若き婚礼の日の
華やかな面影を彷彿とさせる美しさかも。
園内のバラは、どれも各々きれいで
甲乙つけろと言う方が無理と言うもの。



ママチャリで往復2時間のサイクリングは
運動不足の私には結構な冒険だったけど
疲れながらも行って帰ってこれたことが
達成感というか、なんか嬉しくて。
比較的平坦な道が多かったせいもあるけど
美しい緑と気持ちよい5月の風のおかげで
思ったより快適なプチ遠足でした。
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花の罪ほろぼし

2015年05月17日 22時54分00秒 | 花・自然
わたしは花が好きなので
ベランダで咲かせているけれど
毎朝水をやって花がらを摘む時
胸の奥が、チクリと痛む。

(2年前にもらったガーベラは今、満開)

種を作ってしまうと花が減るから
人は「花がら」と呼んで摘むけれど
花にとっては、大切な種のもと。
せっかく花を咲かせたあげくに
人の都合で摘まれてしまうなんて
花にはきっと、むごい仕打ち。

だからせめて、盛りが過ぎて
花の色が褪せ、寂しくなっても
植え替えせずに世話をするつもり。
最後の花が、咲き終えるまで。
それが冬から春にかけて
私の暮らしを彩ってくれた花への
せめてもの感謝と、罪ほろぼし。
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父のこと

2015年05月12日 20時38分00秒 | 家族

病院に長期入院している父は
見るたびに小さくなってゆく。
どれだけ私が話しかけても
もう返事もしてくれないし、
うなづいてもくれないけれど。



私より白く細くなった手を握ると
かすかな力で握り返してくれる。
私が、庭に咲いてる花のことや
母の様子など話しかけている間、
唯一動く、右手の親指で
わたしの手をずっと撫でている。
触れるか触れないかの
ほんのかすかな、かすかな力で。

だからきっと父は私が分かるし、
私が話すことも分かるにちがいない。
本当は言いたいこともあるにちがいない。
今は、言いたいことも言えない代わりに、
父は「思い」を飛ばしているみたい。
母の夢に毎晩のように出てきたりして。

わたしもなぜか家にいる時に
時折ふと、父の匂いがすることがある。
「あ、お父さんが来てる」
きっと様子を見にきてくれたのかも。
そう信じたいだけかもしれないけれど。

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みみにゃんにやられる

2015年05月04日 19時44分00秒 | ねこ
ゴールデンウィーク前半は
初夏のような陽気に恵まれたから
ソファーカバーだのラグマットだの
家中の大物ファブリックをお洗濯。
中でもリビングの大きなトルコキリムは
年に1回洗って、干すのが大騒動。

それも終わって、大満足の翌日、
よりによって、ごはんを一気食べし
水をがぶ飲みしたみみにゃんが、
そのキリムのの上で、オエ・・・。
怒るに怒れず、がっくりとうなだれて。

犯人は、吐いたらすっきりして、
元気いっぱい家中を走り回った挙句、
もう一度ごはんをちょうだいと甘え鳴き。
今度はゆっくりたべなさい、と言っても
意に介すことなく、ふたたび一気食べして、
ソファーの上で、クッション抱えて爆睡。



自由すぎるみみにゃんに振り回され
わたしは泣きたい気持ちをこらえて
大きくて重いキリムを、ふたたび洗濯。
んもー、と大声を出したくなっても
かわいい顔を見るとつい撫でてしまう。
はあ、猫を愛するのは楽じゃないかも。
これも、愛したもん負け、と諦めて。
コメント (2)
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