ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

春を恋う

2012年02月27日 21時53分00秒 | 花・自然
今年はいつまでも寒さが居座って
今朝はこのあたりでも、なごり雪。
春の訪れは例年より遅れているようで
週末に行った大阪天満宮の境内の梅も
まだつぼみがいくつか、
ようやくほころび始めたところ。



うららかな春のよろこびを咲き薫る桃も、
爛漫の春のただなかに婉然と咲き誇る桜も、
どちらも心から大好きだけれど
まだ寒く、色のないこの季節に
凛と咲く梅の花には、格別なものがある。
梅は春を呼び、春をもたらしてくれる使者。

いつかわたしが庭を持つことがあれば
梅の木は、絶対に1本は植えたいな。
この季節は陽射しは春めいてきても
風は冷たく、雨が降ることも多い。
クリスマスやお正月のような華やぎもなく
春のような陽気さもないこの季節に
梅の花が楚々と咲いているのを見ると、
心がほんのり温かくなるから。
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8歳になりました

2012年02月24日 21時41分00秒 | ねこ
昨日みみにゃんが8歳になりました。
一説では人間の年齢にすると48歳だとか。
わたしの中では、永遠の5歳児なのに。
まん丸な目と、表情豊かなしっぽ、
三角の耳がついている、わたしの「安らぎ」。

この柔らかで無垢な「いのち」は
一度も原っぱを走ったことがない。
木に登ったことも、土を踏みしめたこともない。
そんな自由を奪ってきたのは、わたし。



どこかにいつも罪悪感を抱えながら、
わたしはみみにゃんを抱きしめる。
でもみみにゃんはどこまでも柔らかくて、
綿菓子を抱くような、心もとなさ。
そして液体のように腕から流れ出してしまう。

いっぱい撫でて、かわいがって、愛おしんで
愛してる、大好き、ありがとうを伝えよう。
お外には出してやれないけれど、
どうか少しでも幸せでいてね。
一日でも長く、傍にいてね。
そんなわたしの我ままを許してね。
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損した?

2012年02月21日 23時08分00秒 | 出会い
JR神戸線の電車は実によく遅れるけれど
先週以来、特にひどいのなんのって。
わたしが実際に出くわしたのだけでも
先週だけで、行きと帰りののべ6回。
先週は一度、寒い中30分近く待たされたし
朝、駅まで走ったのに電車が遅れて
1本後のと同じ時間になっちゃったり。

そのたびに、走って損したーと思うのだけれど
イライラと電車を待ちながら、ふと思った。
「でも、走らなかったとしても得はしてないな」
そう思うと別に、損もしてないのかも。
走ったおかげで、体はぽかぽかだし、
週末摂り過ぎたカロリーも多少燃やせたかも。
そもそも、自分ではどうすることも出来ない訳で。



だいたい、毎日時間通りに電車が来ることを
当たり前と思うからいけないのかもしれない。
以前イタリアを旅行した時、何のアナウンスもなく
電車は1時間以上遅れきたにもかかわらず、
乗客が平然としていたことを思い出す。
そして、それだけ遅れていても、
最後に歩いてきたおばあちゃんが乗り込むまで
電車は駅を出ようとはしなかった。

そんなこと考えてたら、イライラが収まって。
すぐに「○○して損した」とか思いがちだけど
「それをしなかったら、得してた?」と
これからは自分に問いかけてみることにしよう。
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絶対だいじょうぶ

2012年02月19日 13時22分00秒 | 友人・仲間
世の中に「絶対」なんてないことは
じゅうぶん分かってはいるけれど、
それでも「絶対」をつけたいことはあって。

先日前の職場から引き続き続けてくれていた
最後のインターンさんが旅立って行きました。
彼女と二人でランチをしながら
繰り返していたのは「絶対だいじょうぶ」の言葉。
彼女に限らず、若い人は希望と同じだけ
不安を抱えていることも多いのだけれど
わたしからすれば、みんな「絶対だいじょうぶ」。

(寒さで今年は、梅の開花が遅れ気味)

でもその「絶対だいじょうぶ」の意味は
絶対思い通りになる、という意味ではなくて
たとえ思い通りにならなくても、
何があっても「絶対だいじょうぶ」ということ。
ずっとずっと、そう信じ続けてあげたいし、
ずっとずっと、そう言い続けてあげたい。
「さよなら」を、言う代わりに。
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言い訳しない女性たち

2012年02月16日 21時12分00秒 | 出会い
どういうわけか、このところ受信モード。
自分のまわりの人たちのすごさに
いちいち感心したり、刺激を受けたり。
仕事上人との出会いが増えたせいもあるけれど
既知の人のすごさに今更のように気付くことも。
今まで何を見てたんだか、今頃になって
わたしの中のアンテナが目覚めたみたいで
急に色々な人のすごさが分かるようになって。

特に多いのが、言い訳をせずに生きている女性。
赤ちゃんを出産して1か月も経たないのに
家族を連れて、エルサレムに転勤しちゃったり、
前日遅くまで多忙な一日を普通にこなして、
翌日に突然出産したかと思えば、
3か月もたたないうちに復帰しちゃったり、
小さな子供をおいて、海外から3度も
東北の支援にかけつけちゃったり、
契約の条件も聞かないで、2つ返事で仕事を受けて
行ったこともない国にあっという間に赴任しちゃったり。

(食べるのがもったいないようなチョコレート)

とてつもなく大変そうに思えることを
個人の事情を一切言い訳にもせず、諦めもせず
こともなげにやってしまう女性たち。
わたしには到底出来そうにもないだけに
何だかいちいち、感心してしまって。
ただただ、刺激を受けっぱなしで。

そんなタフでしなやかに生きている人たちに
次から次へと出会っているということの意味を
わたしはまだ、自分の中で咀嚼中。
そんな風にはとてもなれないけれど、
何かこの刺激をわたしの中で活かせないかと思う日々。
小さなことを大変なことに感じてしまう、
自分自身のキャパの小ささに気付いたことが
まずはその第一歩という予感だけが、今はあって。
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