ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

色に遊ぶも肩は凝る

2017年03月25日 22時28分00秒 | 趣味
1年くらい前に買ったものの
ずっと手付かずにしていたけど
ふと思い立ってついに始めました。
コロリアージュとも呼ばれる大人の塗り絵。

(ボケのつぼみがついに開きました)

これが思った以上に楽しい。
○○は何色、という既成概念を捨てて
枠線だけの真っ白な紙を前にして
心に浮かんだ色を自由に塗る時間は
禅や瞑想に近いかもしれない。
アートセラピーと言われるのも分かる。

(うさぎはピンク、猫はオレンジ)

きれいに仕上げようとか思わずに
心がゆったりと色と遊ぶ時間。
自分の中からあふれる色を塗っていくと
心の奥の方の何かが解き放たれ、
ゆっくりと解きほぐされていくよう。
その感覚のしずかな心地よさ。

色をえらぶのが楽しいから
100色の色鉛筆を買ってしまった。
青だけでも色々な種類があって
ただ見ているだけでも楽しい。



ただ、心と違って体はほぐれず
夢中になると肩コリが悪化して
全身湿布まみれになりながら
毎週鍼灸のお世話になるに至って
ついに「塗り絵禁止令」が発令。
鍼灸すると本当にほぐれるのだけど。

姿勢が悪いわけでもないのに
なぜこんなに肩こり体質なのか、
我が身の血の巡りの悪さを恨みつつ
今は毎晩色鉛筆をながめるだけ。
もう少し暖かくなったら
今度はこんなことにならないよう
少しずつ少しずつ塗るつもりです。
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心が膨らむ

2017年03月20日 20時22分00秒 | 生活
三連休はポカポカ陽気にめぐまれ、
ボケのつぼみもやっと膨らんできました。
大規模修繕で、長らく日に当ててやれず
今年はずいぶん遅れていただけに、ほっ。
ベランダで洗濯物を干していたら
ウグイスの初音も聴こえてきました。



みいみの血糖値の結果は
再び正常値の低値だったので
いったんインシュリン離脱して
様子をみることになりました。
再発の可能性もあるとはいえ、
嫌な注射から一旦解放してやれるから
私もどれだけほっとしたことか。

それから税務署から早々と
税金還付のお知らせがありました。
エイヤで出した確定申告だけど
ひとまずあれでOKだったみたい。
これまた、ほっとしました。

一方、入院先の病院の経営難のため、
先月、父は別の病院に転院したので
その父の見舞いにも行ってきました。
転院先は私が通った高校のすぐそば。
こじんまりした病院の2階に
小さくなった父が眠っていました。
顔が見られただけで、ほっと
私の気持ちも落ち着きました。

また今年、受講を希望していた講座の
選考結果も、この連休に届き、
希望通りに受講がかないました。
今年の受講は競争倍率が高かったから
心配していただけに、これまた安堵。

なあんにも大きなニュースはないけれど
ささやかな「ほっ」をいっぱい頂いて
膨らみ始めたボケの小さなつぼみのように
心がほんのり膨らむ連休でした。
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誰かのための時間

2017年03月17日 21時47分00秒 | 健康・癒し
先日読んでいた本だったかに、
「愛とはその人のためにかけた時間」
というフレーズがありました。
「愛とは」なんて青臭いテーマは
近頃、考えることもなかったけれど。

友だちでも、親や家族でも、
恋人や伴侶でも、見知らぬ人でも
その人のためにかけた時間、
その人と過ごした年月や時間は
確かに「愛」と呼べるのかも。



ならば「愛にあふれた人」とは
自分以外の誰かのために
惜しみなく時間をかけられる人。
自分の仕事や用事を脇に置いてでも
時間をかけることをいとわない人。

我が身を振りかえってみれば
いつの間にか、仕事や用事を理由に
他の人のために時間を費やすことを
セーブするようになっていたかも。
そして極めて限られた人たちとだけ
時間を過ごすようになっていたかも。

愛にあふれた人になりたければ
何をしなければいけないか。
唯一の答えではないとしても
これもひとつの答えとして、
心に留めておこうと思います。
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森を蘇らせたもの

2017年03月10日 21時07分00秒 | 花・自然
荒れ放題になっているカナダの国立公園で
オオカミを野放しにしたらどうなると思う?
「動物たちが減ってしまう」
私も最初はそう思ったんだけれど、
なんと結果はまったくの大違い。

鹿が増えすぎて、下草も木も枯れ、
砂埃が舞うようなありさまだったのが、
90年前に絶滅したオオカミ14匹によって
奇跡のような再生が起こったのだとか。



草を食べ尽くしていた鹿が減ることで、
乾いた土地は次第に緑におおわれ、
木々は茂って、たわわな実をつけ、
鳥が森に戻り、ビーバーが川に戻り
ビーバーのダムで繁殖する魚も戻って。

陸では、ウサギなどの小動物が増え、
それを捕食するタカなどの猛禽類、
イタチやキツネ、タヌキ、熊が増え、
豊かな生態系が戻ってきました。

また、森が再生されたことで
川の形までもが変わったというから驚き。
草木が増えたことで森の保水力が戻り、
川の水かさは増えて、蛇行が減り、
その結果、河岸の侵食までもが減り、
雄大な大河が形成されたのだとか。

これらすべての再生をもたらしたのが
たった14匹のオオカミだったなんて。
果たして害獣は、オオカミなのか
それともオオカミを害獣呼ばわりして
絶滅に追いやった人間なのか。

人間なら1,000人がかりでも
1億円を投入して、10年かけても
きっと成し得なかったに違いない。
自然界に存在するものに
「不要なもの」など何一つない。
自然のすばらしさとともに
人間のエゴの愚かさ、恐ろしさを
あらためて見た思いがするのでした。
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β細胞に告ぐ

2017年03月03日 22時16分00秒 | ねこ
みいみの糖尿病治療は
慣れたとは言え、依然継続中。
先週末はグルコースに加え、
フルクトサミンの検査もしました。

採血時の値が出るグルコースと違って
フルクトサミンは過去2週間の
血糖値の平均値がわかるらしい。
みいみはその値が正常値の下限近くで、
糖尿病のコにしては低すぎるのだとか。
ユニット1だったインシュリンを
今は0.5に減らして、経過観察中。

今のところ糖尿病の症状はないから
次回の血液検査次第ではいよいよ、
インシュリンから卒業出来るかも。
今度こそそうなるといいなあ。



病院が怖くて逃げ回るのを
追いかけ回さなくちゃいけない。
痛い検査から必死に逃げようとするのを
診察台に押さえ込まなきゃいけない。

この子のためなら鬼にも蛇にもなるけど
鬼や蛇になるのも、ハンパなくつらい。
わたしも、鬼や蛇を卒業できるよう、
がんばれ、みいみのランゲルハンス島!
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