ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

奈良 西ノ京を巡る旅

2022年05月17日 21時17分07秒 | 音楽・アート

先頃、久しぶりに奈良へ。

ここ、唐招提寺を訪れるのは

30年ぶりくらいになるかな。

もう記憶もかすかなくらい。

鑑真和上の御廟に続く道の両側には

美しい緑の苔と深い木だち。

細い声でうぐいすが鳴いていて、

木漏れ日がきらきらしていました。

 

続いて訪れたのは、薬師寺。

写真左は、フェノロサが「凍れる音楽」と

称したとされる東塔(諸説有)。

確かにリズミカルな抑揚があって

音楽的と言われれば、そうかも。

宝蔵殿では水煙を間近で拝見。

優美な日光・月光菩薩を参拝した後は、

小さな源九郎稲荷神社に伺いました。

親しみやすくて和やかな境内には

色とりどりのお花が並んでいて。

社務所で御朱印を頂いた時に伺ったお話では、

石垣島や埼玉から来られた方もいるとのこと。

石垣島はさすがにびっくりしたけど

小さいけれど、知る人ぞ知るお稲荷さん。

 

いっぱい歩いて疲れたけれど、

境内の緑や小鳥の声に心遊ばせて、

みほとけの御姿に癒されたり、

達筆な御朱印にため息をついたり、

神社仏閣巡りはやっぱり大好きです。

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バラの季節

2022年05月09日 19時55分35秒 | 花・自然

春になると、梅が咲き、桃が咲き、

沈丁花、水仙、桜が咲いて、

菜の花、雪柳、レンギョウ、チューリップ、

ハナミズキ、パンジー、芝桜、ネモフィラ、

藤、アヤメとノンストップで花々の競演。

今はバラがとてもきれいです。

年を取ると、体のあちこちに不具合が出てきたり、

ままならないことも増えてくるけれど

こうしてまたバラが見られたという幸せな記憶が

また一つ増えていくのは、やっぱり幸せなこと。

留まることのない季節の中では

衣替えやら何やら、慌ただしいけど

色とりどりに咲き誇るバラを見ると

つい足を止め、時を忘れてしまうのでした。

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滋賀・坂本をめぐる旅

2022年05月02日 19時40分36秒 | 旅行

今年の連休はカレンダー通りの飛び石で

前半はあいにくのお天気だったけど

雨の中、滋賀県大津市の坂本周辺の

明智光秀ゆかりの地を巡りました。

まず訪れたのは、日吉大社。

初めて参拝したけど、想像以上に広大な敷地で

歴史ある重厚な社殿の数々に圧倒されました。

京都にもここまでの神社は数えるほどじゃないかな。

信長の比叡山焼き討ちの際に全焼して

江戸時代に再建されたのだとか。

全国三千八百余の日枝、日吉神社の総本宮で

国宝に指定された日吉造の社殿は屋根が美しい。

京都の表鬼門の守りであると同時に

比叡山延暦寺の護法神、守護神なのだそう。

続いて訪れたすぐ近くの旧竹林院では、

したたるような新緑のお庭を楽しみました。

室内に置かれた座卓に写る青もみじがきれい。

ちょっと東山魁夷の絵画を思わせる。

そして最後は、光秀のお墓のある西教寺。

まっすぐ伸びる参道には、目に鮮やかな青もみじが

トンネルのように左右から茂って、

別世界のような、静かなたたずまいでした。

こちらも日吉大社に負けないくらい広大な境内に

いくつもの社殿が立ち並び、迷子になるくらい。

天台真盛宗の総本山で「不断念仏」の道場とあって

本堂には、絶えることなく響く念仏。

静かに眠る光秀と妻、煕子のお墓に手を合わせて、

時代に翻弄された人々に思いを馳せるひとときでした。

こんな立派な神社やお寺があるなんて

坂本という地には豊かな文化があったんだな。

今まで大津まで足を延ばしたことはなかったけど

来てみて本当に良かったプチ旅でした。

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